シリア難民の現実がこの一枚の写真に描かれている

お腹をすかせたくさんの人々が、爆撃を受けた南シリアのヤルムーク難民キャンプ内で長蛇の列を成している。

お腹をすかせた多くの人々が、爆撃を受けた南シリアのヤルムーク難民キャンプ内で長蛇の列を成している。今年1月30日にダマスカスのパレスチニアン難民キャンプで撮られたこの写真は、男性も、女性も、子供も、逼迫してる食料や衣料品などの助けを求めて列に並んでいる。ヤルムークのキャンプには18,000人以上の難民がおり、多くが餓死しようとしている。

このキャンプはもともと1948年に、アラブ・イスラエル戦争から逃げ出したパレスチナ難民を収容するために建設された。シリアでの衝突の最初から、このエリアは、政府軍と反乱軍の戦闘の間にあるため、食料や医薬品の支援が止まり、人道面での被災地となった。

栄養失調で何十人もの人が亡くなり、ヤルムークに閉じ込められた人々が生き延びるため草や猫を食べているとの報告もあった。国連からの救援物資が2014年1月ごろから徐々に届き始めたが、時として一日にわずか小包60個であったり、届いても、この写真にあるような悲惨な結果だったりした。

国連はヤルムークの人々のために寄付を呼びかける特別サイトを立ち上げている。

[(English) Translated by Gengo]

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