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花粉症が薬で治る?「舌下減感作療法」とは 「シダトレン」が保険適用

2014年03月05日 17時07分 JST | 更新 2014年03月05日 17時07分 JST
鳥居薬品

スギ花粉症に悩まされている人に朗報がある。対処療法でなく、根治を目指す「舌下減感作療法」が6月以降、保険適用になる。

花粉症は、花粉に身体が過敏に反応してしまい、防御作用として鼻水やくしゃみ、目の痒みなどの症状がでるメカニズムだ。舌下減感作療法は、スギ花粉のエキスを舌の上に垂らして、身体に少しずつ慣らしていくことで、症状の軽減を図る。くしゃみや鼻水などの症状を直接、和らげる薬とは異なり、体質そのものを変えるのが特徴だ。

こうした減感作療法はこれまで、注射を用いるものが一般的で、長期間に渡る通院や、注射の痛みなど、患者の負担が大きかった。舌下治療薬なら、舌の上に垂らすだけなので負担が少ない。治療薬は鳥居薬品の「シダトレン」。1月に厚生省に認可されており、4月に保険適用、6月以降、医師の診断のもと処方薬として、販売が始まる予定。

鳥居薬品のウェブページによると毎日投薬して、治療には3〜5年を要するという。その効果については、「7〜8割は症状が軽くなる」とする専門医の発言もある。

舌下免疫療法で治療した場合、「治療を受けた患者の7〜8割は症状が軽くなる」と大久保教授。このうちの「1割は症状がなくなる」という。これは根治するということだ。

5割は症状が半分くらいに軽くなり、ピークの1週間だけ薬を飲んだり、症状が出たときだけ服用できる。岸本さんはこの5割に当てはまった。

あと2割は症状が軽くなり、残り2割は治療前と変わらない。症状が変わらない2割はアレルギーよりも過敏症など別の原因が考えられる。

(ダイヤモンド・オンライン「花粉症の根治もある「舌下免疫療法」から iPS細胞で注目の再生医療までを全網羅 ここまで治る!“超”先端医療|今週の週刊ダイヤモンド ここが見どころ」より 2013/01/07)

起こりうる副作用としては、アナフィラキシーショックのほか、口腔内のかゆみ、喘息発作、腹痛、嘔吐などが挙げられている。

口や手足のしびれ、じんま疹(しん)、冷や汗などで始まり、しだいに脈が非常に弱くなり、血圧が急激に低下するのが特徴です。

 そのまま放置すると、呼吸困難、チアノーゼ(動脈血の酸素不足のため皮膚や粘膜(ねんまく)が青白くなる反応)、意識を失うといった激烈な反応が現われます。



(コトバンク「アナフィラキシーショック とは」より)

なお、以下に当てはまる人は、この治療法は選べない。

・妊娠されている方

・喘息や気管支喘息の症状が強く出ている方

・重症の口腔アレルギーの方

・抜歯後などの口腔内の術後、傷や炎症などがある方

・ステロイドや抗がん剤、β阻害薬使用など特定の薬を使用されている方



(花粉症ナビ「教えてドクター! 花粉症のための『舌下免疫療法』」より)

花粉症の症状を防ぐには

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