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イラク過激派のISIS、ヨルダン国境も制圧 ケリー米国務長官はバグダッド電撃訪問

2014年06月23日 18時02分 JST | 更新 2014年06月23日 18時31分 JST
AFP時事

イラク北部や西部で勢力を拡大しているイスラム教スンニ派の過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」は6月22日、西部アンバル州にある対ヨルダン国境のトゥライビル検問所、対シリア国境のワリード検問所も制圧、首都バグダッドに迫っている。時事ドットコムなどが報じた。

シリアとイラクにまたがるイスラム国家の樹立を目指す「イスラム国」は、21日にシリア東部との国境にあるカイム検問所も掌握。これで、対シリア国境の三つの検問所のうち二つを押さえたことになる。北端のラビア検問所については、クルド人部隊が15日に掌握していた。

(時事ドットコム「過激派、ヨルダン国境も掌握=シリア国境検問所二つ目も-イラク」より 2014/06/23 08:11)

ISISは西部の町を占拠したあと、地元の有力者合わせて21人を殺害したとみられる。

AFP通信が現地の当局者や医師の話として伝えたところによりますと、ラワとアナの町で、この2日間で、地元の有力者合わせて21人が過激派組織の戦闘員に銃で撃たれて殺害されたということです。

殺害されたのが、シーア派を優遇するマリキ政権に近い人物だったかは明らかになっていませんが、過激派組織は占拠した町で、恐怖による支配も強めているとみられます。

(NHKニュース「イラク 過激派占拠の町で有力者21人殺害」より 2014/06/23 13:09)

一方、中東訪問中のアメリカ国務省のケリー長官は23日、イラクのマリキ首相らと会談するためバグダッドを電撃訪問した。

米国務省のサキ報道官は、会談ではイラク支援策について話し合うほか、イラク指導部に対し、国民の利益を代表する政府の樹立に向けた手続きをできるだけ早期に進めるよう求めるだろうと述べた。

イスラム教スンニ派の武装勢力による支配地域の拡大で緊迫するイラク情勢について、ケリー氏は前日、米政府がイラクの指導者として特定の個人を選んだり擁立したりすることはないと述べていた。

(ロイター「米国務長官がイラクを電撃訪問、マリキ首相らと会談へ」より 2014/06/23 17:08)

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