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「イスラム国」のロンドン出身女性「英米捕虜を殺害する最初のイギリス女性になりたい」

2014年08月26日 16時35分 JST

イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」は8月19日、アメリカ人記者のジェームズ・フォーリー氏の「処刑」場面をネットで公開(日本語版記事)したが、数日後には、ロンドン出身で現在シリアにいる22歳の女性が、Twitterに「自分は西洋人の捕虜を殺害する最初のイギリス出身の女性ジハード主義者になりたい」と投稿したと報道された

「ロンドン・イブニング・スタンダード」紙の記事などによると、女性の名前はハディージェ・デア氏。ロンドンに育ったが、その後シリアに渡り、そこで、イスラム国に属する戦士であるスウェーデン人、アブー・バクル氏と結婚した。子供もいる。

デア氏はTwitterで「Muhajirah fi Sham」(「シリア移住者」の意味)という名前を使い、シリアのジハード主義者としての抱負を書いてきたが、そのアカウントは最近停止された。「インディペンデント」紙の記事によると、デア氏は、削除されたツイートの中で、以下のような意志を明らかにしていた。

あのジャーナリスト処刑のリンクをたくさんはろう。アッラーは偉大なり。イギリスは震え上がっているはずだ(笑)。イギリスかアメリカのテロリストを殺す最初のイギリス女性に私はなりたい

シリアへ移る前、十代でイスラム教に改宗したデア氏は、ロンドン南東部のルイシャム区にあるモスク「ルイシャム・イスラム教センター」の常連だったと報じられている。

ロンドン・イブニング・スタンダード紙によると、このモスクは、2013年5月にロンドン南東部ウーリッジで起きたリー・リグビー氏殺害事件で有罪になった2名とも関係があった(リグビー氏は陸軍兵だったが、2名により路上で殺害された。実行犯の男は事件直後に現場で自分たちの姿を撮影させ、リグビー氏を殺害したのは、「イスラム教徒が毎日のようにイギリス兵に殺害されているためだ」と主張した。なお、ルイシャム区では外国生まれの住民が全体の約4分の1を占め、第2世代も含めると移民比率は3割を超える。ロンドン市内で平均世帯収入が最も低い区のひとつであり、一人親世帯の比率が最も高い区でもある)。

「ガーディアン」紙によると、ルイシャム・イスラム教センターは、デア氏のような個人の行動はモスクとは関係がないとする声明を発表した。同センターはまた、デア氏のツイートを非難するように求められていることについて、そうした要求には、「何もしないイスラム教徒たちは、あのような残忍性を許しているというイスラム恐怖症の憶測が入っている」と述べたという。

デア氏は2013年7月、シリアでイスラム教過激派に参加するイギリス人女性たちに関する、イギリス「Channel 4」のドキュメンタリー番組(冒頭の動画)に登場した。デア氏はこの中で「マルヤム」を名乗り、カメラに対し、自分は戦士ではないが、殉教者になりたいと語っていた。

[Emily Thomas(English) 日本語版:緒方亮、合原弘子/ガリレオ]

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