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ジャーナリストにとって最大の課題「ニュース編集のリソースの減少」アメリカ調査機関

2015年02月09日 19時39分 JST | 更新 2015年02月09日 19時46分 JST
Boston Globe via Getty Images
DORCHESTER, MA - NOVEMBER 13: The Boston Globe's Editor Martin Baron announces to the staff that he is leaving the Globe to become the Executive Editor of The Washington Post, in the Globe's newsroom in Dorchester, Mass. on Tuesday, Nov. 13, 2012. (Photo by Yoon S. Byun/The Boston Globe via Getty Images)

アメリカの調査機関ピューリサーチセンターがアメリカ国内のジャーナリスト団体を対象に実施した調査によると、ジャーナリストにとって最大の課題は、編集予算や人員枠など「ニュース編集のリソースの減少」と答える回答者が88%に上った。

この調査は2014年12月3日から28日まで、同センターが、アメリカのミズーリ大学に本拠があるジャーナリスト団体「調査報道記者と編集者(IRE)」を対象に実施した。ジャーナリストが直面する課題として、報道予算など「ニュース編集室でのリソースの減少」「ジャーナリストに対する法的措置」「政府や企業等による電子監視活動」「ジャーナリストや報道機関に対するハッキング」の4つの選択肢が回答者に提示された。

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調査結果によると、回答した88%のジャーナリストが4つの選択肢の中から「ニュース編集室でのリソースの減少」を最大の課題に挙げた。2番目の課題としては、5%が「ジャーナリストに対する法的措置」を選び、次いで4%が「政府等による電子監視活動」を挙げた。「ジャーナリストに対するハッキング」を挙げた回答者は4つの選択肢では最少にとどまり、ジャーナリストにとっての優勢順位が低いことがわかった。

調査結果について、元香港英字週刊誌ファーイースタン・エコノミック・レビューの記者で、現在はワシントン拠点のフリーランス記者のネイト・セイヤー氏はハフポスト日本版の取材に対し、「今のアメリカのジャーナリズムは、10年前には考えられない状況に陥っている」と指摘、「日本にはNHKや共同通信など多くの強力なニュース機関があるだろうが、アメリカではニューヨーク・タイムズなどほんの一握りのみになった。例えば、ワシントン・ポストも、アメリカ国内の支局を全廃し、海外のほとんどの支局を封鎖した。(同紙は)ニューヨークに支局さえも持っていない状況に陥った」と話した。

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