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【芥川賞】又吉直樹さん、異例の単独受賞会見に報道関係者350人

2015年07月16日 20時56分 JST | 更新 2015年07月16日 22時09分 JST

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又吉受賞で報道関係者、3倍の350人 “異例”単独会見で2時間の長丁場に

小説『火花』が『第153回芥川賞』に選出されたお笑いコンビ・ピースの又吉直樹(35)が16日、都内で行った受賞会見には、お笑い芸人として初の快挙を成し遂げた又吉の第一声を取材しようと異例の数、約350人の報道関係者が詰めかけた。

会見場に用意された既定の座席は当然のごとく満席となり、その後方に立ち見スペースが設けられる“盛況”ぶり。これには主催者側も「報道陣の方がいつもの3倍くらい来てもらっていますね。まさに又吉さん効果」とにっこり。又吉ら受賞者が登場すると、まばゆいばかりのフラッシュがたかれ、この日の“主役”又吉に向かって「ピースをお願いします!」「笑顔で!」とカメラマンたちが次々にリクエストを飛ばした。

異例なのは、会場の混雑ぶりだけではなかった。過去の会見では、受賞者一人ひとりが約15分の持ち時間で喜びを語り、質疑応答に応じるのが通例。しかし、又吉の声を少しでも多く拾おうと各メディアが熱望したことから急きょ、又吉のみの2度目の会見が開かれた。結局、午後8時45分ごろスタートした会見は約2時間という長丁場で幕を下ろした。

金屏風の前に座り、会見に臨んだ又吉は大勢の報道陣を前に「すごいびっくりしたけど、うれしいです。ありがとうございます!」と喜ぶ半面、「緊張してますし、まだ信じられない」と恐縮し切りだった。

会見では『火花』の映像化にも前向きだった。「思い入れが強いので、(作品の)空気感が反映されたらいい」と願望をポロリ。大先輩・明石家さんまも同作が映像化された際のオーディションを受けたいと希望しているが、「誰かというのはない。10年間を描いているので難しいんじゃないかな」と話した。

又吉は今後、芸人としての活動と執筆活動を両立させる意向といい、この日は「恥をかいてもいいから絶対に書きます」と早くも次回作に意欲を見せた。芸人初の偉業を成し遂げた“作家”又吉直樹への期待の大きさは、異例づくしの受賞会見から容易にうかがい知ることができた。

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