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名前のない犬たちと、救い出す人々の物語。映画「犬に名前をつける日」が伝えたいこと

2015年12月03日 18時16分 JST | 更新 2015年12月04日 23時43分 JST
「犬に名前をつける日」

実際に動物愛護センターや犬猫の保護団体を取材したドキュメンタリー映像に、女優・小林聡美が演じるテレビディレクターの葛藤を描くドラマを加えた、“ドキュメンタリードラマ”の映画「犬に名前をつける日」が公開中だ。

千葉県の保護団体「ちばわん」は、愛護センターに持ち込まれた犬や猫の里親探しをするほか、被災地の犬や猫に無償で不妊去勢手術を行っている。広島の「犬猫みなしご救援隊」は、シェルターで1000頭以上の犬と猫を保護している。震災後には、福島第一原発20キロ圏内から1400頭の犬や猫を救ったという。

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「家につくと犬の表情が変わる。ここは安全な場所だとわかるみたい」本作には、保護活動を行う人たちの犬猫の気持ちを代弁する言葉が詰まっている。

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監督の山田あかね氏は、2010年に愛犬を思い病気で亡くしたのをきっかけに、「犬の命」をテーマにした映画を撮ろうと思い立った。大先輩の映画監督・渋谷昶子(のぶこ)さんに「悲しんでばかりいないで、犬のために映画を撮りなさい」とアドバイスされたという。

山田監督は、公式インタビューで「保護犬というのは、命のセカンドチャンスをもらった犬なんです。犬も人も、生き直せる場所があったほうがいい。そういう社会が、人間にとっても息苦しくないはず」とコメントしている。

統計が始まった1974年に比べれば、10分の1に減っているが、日本では今なお約13万頭の犬や猫が殺処分されている(2013年度)。おおよそ4分に1頭が殺されている。本作を通じて、殺処分を減らすために、一人ひとりにできることを考えてみるのもいいだろう。

「犬に名前をつける日」画像集

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