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イラン人とアフガン難民が手を取り合い、ヘイトに満ちた壁の落書きを芸術に変える(画像)

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以前は憎悪に満ちた落書きが書かれた壁と、ゴミが散乱していたイラン・シラーズ市のサーディ地区は今、美しく塗られた壁画に彩られ、コミュニティ意識が新たに芽生えている。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)とイラン政府が主導して、シラーズの街を美化し市民が団結するための活動を始めた。シラーズには多くのイラン人とアフガニスタン難民が住んでおり、常にいがみ合いが発生し、緊張と対立に苦しんでいた。

UNHCRの調査では、イランのアフガン難民は約100万人と発表されているが、イラン政府内務省は約300万人近くいると見ている。違法滞在者を含め、イランに住む多くのアフガン人が国外退去を迫られている。

「身の回りの問題に関して口論し、ヘイトに満ちた落書きやスローガンが街にあふれ、お互いの存在を責める。アフガン人とイラン人両方で、それが当たり前になってしまいました」と、シラーズでの美化活動を指揮するUNHCRのアレックス・キシャラさんは語る。

イラン人、アフガン難民双方のグループから60人以上の地域ボランティアと学生のチームが参加し、地元のアーティストと協力して差別的な落書きに満ちた壁に絵を描き、通りに落ちているゴミを拾った。新しい壁画はイランとアフガニスタンのカーペットのデザインやその他の文化的シンボルを中心に描かれた。

心が揺さぶられるような変化を写したUNHCRの写真を見てほしい。

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イラン人とアフガニスタン人の子供たちがシラーズの壁画プロジェクトの一環として、近所の掃除をする。

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アフガン難民とイラン人が一緒に、地元サーディ地区の落書きを塗りつぶして美しい壁画を描いている。

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この活動の間、落書きで埋め尽くされた壁を塗り直すのに、たくさんの色のペンキが使われた。

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イランで最も愛される詩人の名前を冠するシラーズのサーディ地区は、全国から『詩人の街』として知られている。

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シラーズのサーディ地区は多くのアフガン難民にとってふるさと同然だ。長引く難民危機事情により、ほぼ40年にわたり、100万人近いアフガン難民がイランに住んでいる。

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UNHCRの活動は、イランに住むアフガン難民とイラン人の社会的結びつきを強化している。

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壁画プロジェクトの一環として絵を描くボランティア

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ヘイトに満ちた落書きが、アート作品に塗り替えられた。

ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。

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国外追放されるアフガン難民たち
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