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ハンガリー国民投票が不成立 難民受け入れ反対が98%

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難民をヨーロッパ連合(EU)加盟国が受け入れる政策の是非を問う国民投票が10月2日、ハンガリーで実施され、選挙管理当局は暫定開票結果を発表した。投票率は約43%で規定の50%には及ばず、選挙は無効となった。投票結果は開票率99.98%の時点で、反対が98%を超え、圧倒的だった。BBCなどが報じた。

EU各国には2015年の1年で、100万人以上の難民が流入。ハンガリーは「バルカンルート」として、ドイツやフランスなど西欧を目指す人々の経由地となった

しかし、「反難民」姿勢で知られるハンガリーのビクトル・オルバン首相は、国境にフェンスを設置するなどして、難民らの流入を阻止。EUは難民への支援を加盟国間で分担するよう決定したが、ハンガリー政府は5月、このEUの決定の是非を問う国民投票を実施するとして対抗してきた

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国民投票の結果を受けてスピーチするオルバン首相(October 2, 2016. REUTERS/Laszlo Balogh)

ハンガリー政府は国営メディアなども使って選挙キャンペーンを展開。オルバン首相は「移民が増えれば、テロの危険性が高まる」と繰り返し、反対を呼びかけてきた。

今回の国民投票が不成立となった結果を受けて、野党はオルバン首相に辞任を要求している。しかし、オルバン首相は今回の結果を受けて勝利宣言。EUに対して今回の結果を突きつけるとともに、拘束力のある決定をするために、ハンガリーの憲法を変えると述べた。