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FIFA、過酷労働で訴えられる カタールワールドカップ会場の建設現場

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スイス・チューリヒのFIFA本部入口横にあるFIFAのロゴ(2015年10月9日撮影)。

2022年にサッカーワールドカップ大会が予定されている中東カタールで10月10日、関連施設の建設現場で働いていたバングラデシュ人労働者が、雇用環境が適正でないとして国際サッカー連盟(FIFA)を提訴した。

ロイターによると、ナディム・ シャリフル・アラムさん(21)はFIFA本部があるスイス・チューリッヒで提訴し、採用担当者に支払った4000ドル(約41万円)を含む約1万1500ドル(119万円)の支払いを求めている。アラムさんはオランダ最大の労働者組合の支援を受けている。内容は大会の準備をする移民労働者が少なくとも仕事を辞めるか出国できる権利を含む、「最低限の労働基準」をカタールに導入させるようFIFAに求めるものだ。

チューリッヒの労働裁判所に提出された文書にによると、アラムさんはカタールに到着してすぐパスポートを取り上げられ、18カ月間過酷な労働環境で働かされた。彼は建築資材を運んでくる船から荷物を降ろし、大規模な労働者用キャンプで食事の代金を支払っていた。生活場所はそのキャンプに限られていた。

アラムさんはその後解雇、強制送還されたため、最初に払った費用も回収できていないと語る。

インディペンデント紙によると、ネパール、インド、バングラデシュ人労働者などおよそ1200人がカタールの建設現場で死亡している。また、9月にはインド人労働者が未払いの賃金を求めた後、ドーハのコンベンションセンターで自殺している。

ロイターによると、FIFAの広報担当は訴状を受け取ったことを認め、カタールの労働環境を監視する機関を設立することを検討していると語った。

中東の湾岸諸国では、「カファラ」という独特の労働契約システムがある。雇用主は労働者の雇用と住居に対する法的責任が生じるため、パスポートを差し押さえ、束縛することができる。雇用主の許可がなければ転職や出国が認められず、労働組合の結成は禁じられ、雇用主から離れたり抗議したりすると逮捕、国外追放される可能性がある。

カタールは2014年5月にカファラ制度を改正すると表明し、2016年12月以降は出国を許可されない場合、政府に訴えることができるようになる。

ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。

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カタールW杯会場の建設現場
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