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トランプ氏、「私は賢い人間」との理由で毎日の情報ブリーフィングを拒否

2016年12月12日 00時17分 JST
Mike Segar / Reuters
U.S. President-elect Donald Trump speaks at a "Thank You USA" tour rally in Grand Rapids, Michigan, U.S. December 9, 2016. REUTERS/Mike Segar

アメリカのドナルド・トランプ次期大統領が12月10日放送のFOXニュースのインタビューで、「自分は賢い人間だ」という理由で、国家安全保障局(NSA)や中央情報局(CIA)から国際情勢の説明を受ける毎日の「情報ブリーフィング」は必要ないなどと述べた。ニューヨーク・タイムズなどが報じた。

情報ブリーフィングは既に大統領選中から、民主・共和2大政党の大統領候補に対してスタートしているが、トランプ氏は次期大統領に決まったことで、オバマ大統領と同じ、より機密性が高いブリーフィングを受ける権利が生じていた

ロイターによると、オバマ大統領などトランプ氏の前任者と副大統領らは、当選から就任式までの間に「毎日、またはほぼ毎日」、ブリーフィングを受けていた。このブリーフィングは義務ではないため、リチャード・ニクソンのように、対面での説明ではなく、書面で事務所に送り届けられるものもあった。現在、トランプ氏は週に1度、ブリーフィングを受けているという。

FOXニュースのインタビューで、この点について問われたトランプ氏は、「必要なときにはいつでもブリーフィングを受けられる」とコメント。「私にブリーフィングをしてくれる人たちは、良い人々だ」としながらも、「えーと、私は賢い人間だ。これからの8年間、同じようなことを、同じような言葉で伝えられる必要はない。ただ、何かが変わった場合にだけ、我々に教えてくれと伝えた」などと話した。次期副大統領のマイク・ペンス氏は、情報ブリーフィングを受けているという。

トランプ氏を巡っては、アメリカ大統領選でトランプ氏が勝利するよう、ロシアがサイバー攻撃を仕掛けたという分析結果をCIAがまとめている。FOXニュースのインタビューでトランプ氏は、CIAの分析結果について「馬鹿げている」と否定した

これに対してアメリカ共和党の元下院議員ジョー・ウォルシュ氏は、トランプ氏の発言について「自国の情報エージェンシーよりロシアを信じるなんて馬鹿げている」などとツイートした。