中国、象牙の取引を2017年末までに禁止 日本はどうなる?

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PIERRE-PHILIPPE MARCOU/AFP VIA GETTY IMAGES

中国政府は2016年12月30日、2017年末までに国内の象牙取引を禁止し、象牙取引市場を閉鎖する計画だと発表した。

取引禁止の計画は4段階で、3月31日までに商業目的の象牙加工と販売を停止する。残りの合法取引は、12月31日までに禁止する。

中国天然資源保護協議会の発表によると、中国は、象牙彫刻家や職人を含む象牙業界の労働者が、博物館での象牙工芸品修復の仕事など、他の分野へ転向する支援をするという。

中国政府はまた、現実の市場とネット市場の両方で象牙密輸を取り締まり、違法取引を停止する法的処置を強化すると表明した。

野生動物保護協会アジア・プログラムのアイリ・カン会長は今回の発表を歓迎し、この動きを「アフリカゾウにとって革新的な変化をもたらす出来事」と評価した。


香港の象牙販売店。香港は、世界の象牙取引の主要な中継拠点だ。 / ISAAC LAWRENCE/AFP VIA GETTY IMAGES

「世界最大の象牙市場を閉鎖されるのは、素晴らしいニュースです」と、カン会長は述べた。

これまで、中国の象牙市場は、合法的に取引された象牙を扱う業者が違法象牙も扱い、虚偽申請で合法化させる「ロンダリング」機能を果たしてきた。2016年1月のナショナル・ジオグラフィックの報告では、中国の合法的な象牙の在庫量は約40トンと推定され、また多くの場合、合法取引によって不明瞭になっている違法な在庫量は、その約25倍と推定されている。

WWF中国のロー・ツィ・ピン事務局長は声明を発表し、「世界最大の合法象牙市場を閉鎖すれば、中国やその他の国の人々は象牙を購入することを思いとどまり、象牙の密売人にとって違法な象牙商品の販売が困難になるだろう」と述べた。

香港、日本、そしてアメリカもまた、世界最大の国内象牙市場を持つ国だ。

アメリカは、2016年7月に象牙の販売をほぼ前面禁止する禁止令を制定した。香港も、2021年までに象牙取引を廃止することを約束した。今後は日本など他のアジア各国へと取引禁止の要求が移行するとみられる。

ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。

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