アルミ風船、知らなかったその危険性とは? 朝の大江戸線が一時運転見合わせ

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BALLOON ALUMINUM
風船イメージ写真 | StockRocket via Getty Images
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3月13日午前8時45分ごろ、都営地下鉄大江戸線の月島駅でアルミ風船がホーム上部や線路を浮遊しているのが確認され、この影響で同線は約50分間、全線運転を見合わせた。

この運転見合わせで浮上したのは、アルミ風船の意外な危険性だ。どんな危険があるのだろうか?

東京都交通局によると、アルミ風船に使われているアルミは、電気を通しやすい性質がある。このため、架線などに接触した場合、ショートし電気が遮断されてしまう可能性もあるという。

アルミ風船を撤去するためには、作業員の安全確保のために高圧電流を一度遮断する必要があり、約50分間の運転見合わせという時間がかかったという。

実は、アルミ風船によって各地で列車の運行への影響が発生している。

大阪市交通局が2012年に作成した報告書には、他社で「アルミ風船」が引き起こした以下の事例が報告されている。

JR 東日本 京葉線 平成 10 年 5 月及び 12 月 不明
東急 田園都市線 平成 12 年 2 月 4 日 不通 3 時間
不明(業界紙に掲載) 平成 15 年 3 月 21 日 20 時 36 分 9 分 30 秒
仙台市営地下鉄 平成 19 年 4 月 30 日 19 時頃 上下 32 本が運休・影響 14,800 人
みなとみらい線 平成 22 年 10 月 3 日 13 時 20 分 運休 24 本・影響 7,000 人
東京都営 大江戸線 平成 23 年 3 月 6 日 20 時 10 分 全線運転見合わせ
※その他、アルミ風船の撤去による営業支障多数有(当局においても平成 20 年 4 月 3 日撤去事例有)

2016年12月、東急東横線でも同様にアルミ風船による運転見合わせが発生している。東急電鉄は、以下のように持ち込む際の注意を呼び掛けている。

浮遊したアルミ風船が鉄道の電線などの設備に接触すると、列車が運行できなくなるなどの影響があります。駅構内にアルミ風船を持ち込む際には、絶対に離さないようお願いします。もし、駅構内で手を離してしまった場合は、すぐに駅係員にお知らせください。
 
安全運行へのお願い |東急電鉄より)

遊園地などで主に販売されているイメージが強いアルミ風船。しかし、オリエンタルランドの広報担当者によると、現在、東京ディズニーリゾート内ではアルミ製の風船は販売されていないという。

ネット上では販売されていない理由について「平成10年(1998年)に発生したJR京葉線の事故の再発防止のために販売を取りやめた」との情報もあったが、広報担当者はハフィントンポストの取材に「確かに現在、アルミ風船を販売はしていませんが、過去のことなので記録もなく、その経緯については分かりませんでした」と話している。

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