「ひとり花見」を楽しむ人の割合が増えていることが調査で判明 「思い立った時、自分本位に」

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東京都内で桜が満開を迎えている。

東京・上野公園は4月、多くの花見客や外国人観光客で大賑わいとなり、芝生のエリアでは、ブルーシートを広げた人々が集まっていた。

一方、比較的人混みが少ない不忍池の周辺に場所を移してみると、ベンチなどに一人で腰掛け、桜を見上げる「ひとり花見」を楽しむ客の姿もチラホラいるようだ。

4月7日の昼下がり、縁石に腰掛けて「ひとり花見」を楽しんでいたのは、物流会社の40代の会社員男性。

「休みを取ってこれから一人で飲みに行く前の時間があったので寄りました。池の向こうから見たら、こちら側の桜がきれいだったので、元気をもらえそうかなって。オーバーヒート気味だった年度末が終わって、疲れていたので。業績はいいんですが人手が足りなくて...」とハフィントンポストの取材に話した。

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また、自転車を止めて桜を見上げていた女性は、「近所に住んでいるので、この場所は通り道。よく来ます」と話していた。

アサヒグループホールディングス生活文化研究所は、2017年3月、お花見について実施したネット調査(複数回答可)の結果を公表した

調査によると、約2300人の男女を対象にしたアンケートで、「お花見に一緒に行く方は誰ですか?」との質問に対して、「自分ひとりで」との回答が16%にのぼったという。

10年前の2007年の調査では「自分ひとりで」の回答は6.7%で、割合が10ポイント上昇した結果となった。2015〜2017年の3年間は16~20%の高い数値で推移しており、「ひとり花見」が定着しつつあると分析している。

一緒に行く人のランキングでは、家族(42%)、夫婦(38%)、友人(22%)という従来からの定番の仲間とのお花見に続いて「ひとり花見」は堂々の4位にランクイン。「仕事仲間」(14%)は、5位となっていた。

なぜだろうか?

アンケート調査には「ひとり花見」の理由として「一人でのんびりと桜をみる時間を大切にしたい」「思い立った時、自分本位に花見を楽しみたい」などのコメントが寄せられたという。

同社の広報担当者は、ハフィントンポストの取材に「一昔前、『お花見』といえば、会社のイベントの一つとして、わざわざ時間と場所を取ってするものという傾向が強かった。しかし今は、休日に散歩がてら、自由なひとりの時間を楽しむというスタイルが増えてきた。花見の多様化が進んでいるのではないかと推測しています」と話している。

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