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「プーチン氏の画像にメイクするのはダメ」ロシア司法省が配布禁止画像リストに追加、4071枚目

2017年04月08日 15時28分 JST
Denis Doyle via Getty Images
MADRID, SPAIN - AUGUST 23: A protestor holds up an image representing Russian President Vladimir Putin wearing lipstick during a protest against Russian anti-gay laws opposite the Russian embassy on August 23, 2013 in Madrid, Spain. Gay protestors are protesting Russia's new anti-gay laws and demanding the cancellation of the upcoming 2014 Winter Olympics scheduled to be held in Sochi, Russia. (Photo by Denis Doyle/Getty Images)

ロシア司法省は4月7日までに、ウラジーミル・プーチン大統領に濃いメイクを描き加えた加工画像を、同性愛者であるかのような画像だとして、配布禁止画像のリストに追加した。

ロシア司法省は、これまで4000以上の画像が登録されている配布禁止画像のリストに、メイクをしたプーチン大統領の画像が追加されたと発表した。この画像は4071番目となり、ロシア司法省は「プーチン大統領に似た男性」がメイクをして、「ロシア大統領の性的指向が、ノーマルではないことを示唆している画像」だと説明している。

今回、メイクをしたプーチン大統領の画像が禁止されたのは、2016年5月に首都モスクワの北西部にあるトヴェリであった裁判に端を発している。この裁判ではアレクサンドル・ツヴェトコフ被告が、ロシアのSNS「フコンタクチェ」(VK)に投稿した画像が違法と判断された。メイクをしたプーチン大統領の画像以外にも、ツヴェトコフ被告が投稿したプーチン大統領をナチスにした画像や、その他の極めて人種差別的、反ユダヤ的な画像も配布禁止リストに追加されている。

ツヴェトコフ被告のフコンタクチェのアカウントは、現在はアクセス出来なくなっている。ロシア政府はメイクをしたプーチン大統領の画像を禁止した理由として、大統領のまつ毛と唇が下品な色で塗られており、また同性愛者に対して侮辱的なキャプションが使われていたためと説明している。   

ロシア政府が2013年、LGBTに関する情報素材の配布を禁止する「同性愛宣伝禁止法」を施行した後、濃いメイクをしたプーチン大統領の画像が登場するようになった。人権団体や活動家はこの差別的な法律を批判し、世界中の抗議デモでメイクをしたプーチン大統領の画像が使われた。

2013年4月8日、アムステルダムの同性愛の抗議デモで、濃いメイクをしたウラジーミル・プーチン大統領の画像のポスターを掲げるデモ参加者。

ロシアには公人の写真や画像を規制する法律がある。またロシア政府は公人に対する批判や抗議に対して敏感で、これまでに政府を批判するニュースサイトやブログが、いくつか規制されてきた。また3月には、ロシアの90都市に広まった汚職を糾弾するデモを取り締まり、モスクワだけでも1000人以上のデモ参加者が逮捕された。

ロシア政府のドミトリー・ペスコフ大統領報道官は5日、このプーチン大統領の画像が配布禁止リストに追加されたが、このような画像がプーチン大統領に影響を与えることはないと話している。

「プーチン大統領は、確かに人間としては頑固なところがあるかもしれない。しかし大統領としては、このような品のない画像にも柔軟な対応ができる人物だ。かなり前から、大統領はこのような写真などを真面目に相手にしてはいない」と、ペスコフ報道官は、タス通信を通じて説明した。

またぺスコフ報道官は、このプーチン大統領の画像について、個人的に問題があるものだとは思っていなかったが、今後必要があればロシア司法省に相談すると付け加えた。

ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。

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