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ユナイテッド航空機「オーバーブッキング」、警官が乗客をボコボコにして引きずり出す(動画)

2017年04月10日 20時47分 JST | 更新 2017年04月11日 20時17分 JST
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シカゴのオヘア国際空港で4月9日、ケンタッキー州ルイビル行きのユナイテッド航空3411便の機内で、オーバーブッキングにより飛行機から降りるよう求められた男性が拒否すると、警察官が無理やり引きずり出した様子がSNSに投稿され物議をかもしている。

3411便の乗客がSNSに投稿した動画には、1人の男性がユナイテッド航空の飛行機から乱暴に引きずり出される姿が映っている。

警察官が無理やり席から立たせようとしたとき、男性が頭をひじ掛けにぶつけ、叫び声を上げた。あおむけに倒れた男性を引きずっていく警察官を、驚いた他の乗客たちが携帯電話で撮影した。

仕事に行こうとする医者にこんなことをしてはダメだ。オーバーブッキングだからって。

「ああ、何てことするの? こんなの間違ってるわ!」と、足元を引きずられていく男性を見ながら、1人の女性が叫んだ。「ひどい、何てことをしてるの! あり得ない!」

他の乗客によると、引きずり出された男性は「唇を怪我していた」という。

Facebookに動画を投稿したオードラ・D・ブリッジズさんは、アメリカの新聞クーリエジャーナルに「ルイビル行きの飛行機に乗客が搭乗する前、ユナイテッド航空のスタッフが乗客に席を譲ってくれるよう頼んでいました。乗客には現金400ドルとホテルに無料で宿泊できると提案していました」と語った。

「飛行機に人が搭乗した後、ユナイテッド航空のスタッフが『4人に席を譲ってもらう必要がある』と言ってきました。4月10日にルイビルで勤務があるユナイテッド航空の従業員を連れていくためだ、とのことでした。金額は800ドルまで上がりました」と、ブリッジズさんは語った。「そして乗客に対して、4人が申し出てくれないと飛行機は離陸できないと言ったんです」

誰も席を譲らなかったので、スタッフはコンピューターで4人を選び出すと宣告した。1組のカップルが応じ、飛行機を降りた。動画の男性も選ばれた。

騒動の様子を撮影した動画をTwitterに投稿した乗客は、ユナイテッド航空が「翌日勤務がある社員のために」4人の協力者を募っていたと書き込んでいる。

動画には動揺している女性が、「パイロットたちは車をレンタルしてルイビルまで行けばいい」と提案しているのが聞き取れる。

オーバーブッキングになったユナイテッド航空3411便は、ランダムに選んだ乗客を無理やり飛行機から降ろすことに決めた。こんなやり方で。

声明の中で、ユナイテッド航空は「オーバーブッキングになった状況」に対して謝罪した。

「我々の従業員が自発的に下りてくださる乗客を探した後、一人のお客様が進んで飛行機から降りることを拒まれたため、ゲートに警官が呼ばれました」と、ユナイテッド航空は声明で説明した。「オーバーブッキングの状況を招きましたことに対してお詫び申し上げます。降ろされたお客様についての詳しいことは警察にお尋ねください」

その後、ユナイテッド航空のCEOがTwitterに別の声明を出し、「お客様方を再誘導」したことに対して謝罪した。

ユナイテッド従業員一同今回の出来事に動揺しております。これらのお客様方を再誘導する必要がありましたことに対してお詫び申し上げます。我々の従業員は警察と連携し、また当社が独自で今回の出来事を詳細に調査しております。また我々はこちらのお客様に連絡し、直接ご面会してこの件に対処し、解決する所存です。


ユナイテッド航空最高経営責任者 オスカー・ムニョス

ユナイテッドエクスプレス3411便の件に関する、CEOの見解。

シカゴ警察はハフィントンポストUS版に、「この事件の対応に当たったのはシカゴの空港警察だ」と語った。空港警察が出した声明には、「ユナイテッド3411便で起きた事件については、通常の業務要領に基づいておらず、空港警備員の行動は当部署が認めるものでないのは明らかです。事件に関わった警備員には本日から休暇を与え、状況を詳しく調べています」

シカゴ警察も声明を出し、動画に映っていた男性は「激怒しており」、気を失ったと述べた。

ブリッジズさんはFacebookで、追い出された乗客が飛行機から降りるのを拒否した理由について、彼は医者で、フライトの翌日に病院にいなければならなかったからだと語った。

ブリッジズさん「彼は降りるのを拒否した。みんな動揺しており、気分が悪くなっている」、と書き込んだ。

@Tyler_Bridgesが投稿したTwitterの動画を見ると、男性は「家に帰らなければならないんだ」と訴えているようにみえる。また、男性が座席から無理やり引きずり出され、血を流してぐったりと倒れ込んでいる。

クーリエジャーナルによると、医療チームが男性を治療するため機内に入った後にも、飛行機を降りるよう求められた乗客もいたという。

ユナイテッド航空は3月26日、レギンスを着用した10代の女性2人の搭乗を、服務規程に違反しているとして搭乗を拒否している。搭乗を拒否された乗客は社員やその親族に対する特典航空券「パスライダーズ」を利用していたという。

ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。

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飛行機の窓から見た風景

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