巨大パンダ、地球温暖化に立ち向かう。5万世帯の電力を供給へ

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PANDA
Panda Green Energy
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中国が世界でもっとも愛らしい太陽光発電所を建設した。発電所は、ご覧の通り上空から見るとパンダのかたちをしている。その自由な発想力は、従来型の太陽光発電所にちょっとしたヒントを与えるかもしれない。

プロジェクトは、中国の会社「パンダ・グリーン・エネルギー」と、再生可能エネルギーの開発・促進を目指す国連開発計画(UNDP)との協力のもとで実現した。子どもだましのような見かけによらず、この巨大パンダは、一旦稼働すると5万世帯分の電力を生み出すことができるという。

さらにこの発電所は、数年後には敷地面積を拡大し、2体目の「パンダ」を増設する予定だ。発電量を2倍にし、1体目との合計で100メガワットに達することを目指す。これは274万トンのCO2排出量削減、あるいは25年間で100万トンの石炭消費量を抑えるのに相当する。

この世界でもユニークな太陽光発電所は、電力を生み出すだけでなく、教育的な効果も期待されているという。可愛らしいパンダの見かけを入り口に、子どもたちに環境問題や持続可能な発展について関心を持ってもらうことを狙いとしているのだ。「パンダのかたちの発電所というコンセプトは、若者にインスピレーションを与え、太陽光発電に関して興味を持ってもらうきっかけとなるかもしれません」イギリスの日刊紙「テレグラフ」でパンダ・グリーン・エネルギーのCEO、リー・ユアン氏はこう話している。

また同社は続々と新たなプロジェクトを進行中で、中国だけにとどまらず、とりわけフィジーやフィリピンでも活躍の舞台を広げる予定だ。これらの発電所が生み出すクリーンエネルギーは、地球温暖化によって危機に晒されているこの白と黒の動物にとっても朗報かもしれない。

ハフポスト・モロッコ版より翻訳・加筆しました。