『キャプテン翼』が15年半ぶりにTVアニメに 放送は来年4月テレ東系で

原作者「本当にありがたく思っています」

『キャプテン翼』15年半ぶりTVアニメ化 来年4月テレ東で

サッカー漫画の金字塔『キャプテン翼』が15年半ぶりに新たにテレビアニメ化され、来年4月よりテレビ東京系で放送されることが13日、発表された。この日、東京・六本木のテレビ東京本社で原作者の高橋陽一氏、大空翼役の声優・三瓶由布子、若林源三役の鈴村健一ほかが出席して、アニメ化決定記者発表会が行われた。

1983年にはじめてアニメ化され、これまでにテレビアニメが3回、映画が5回、OVAが1回、発表されている。テレビアニメとしては15年半ぶりの放送となる今回は、新たなスタッフ、キャストを迎え、原作の第1話から新たにテレビアニメ化されることに。南葛小に転入してきた天才サッカー少年・大空翼が若林源三、日向小次郎ら全国のライバルたちとの戦いの中で、1人のサッカープレイヤーとして成長していく姿を描いていく。

高橋氏は再びアニメ化されるにあたり、「本当にありがたく思っています。原作第1話から忠実にお願いしていますが、以前、アニメ化されたときは1980年代だったので、だいぶ世間の状況も変わっていますし、最近の子どもにも楽しめるように現代の設定に変えています」と語り、ウエアは現代風に、昔はなかった携帯電話やタブレットのある設定に。

一方で、走行中のバスの下をボールを通したり、線路を挟んで上りの下りのホームでパスをし合うなど、いまの世の中で子どもが真似したら問題になるような漫画のシーンも「原作どおり、やっちゃおう。より楽しめるように」と果敢に攻めていくという。「時代が変わってもサッカーにかける翼くんたちの熱い思いは変わらないと思う。親子で見ていただけたら」と話していた。

原作漫画は、1981年から『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載が開始され、爽やかなストーリーと個性豊かなキャラクター、そして誰もが真似したくなる迫力のある技の数々で一躍大人気に。国内にとどまらず、海を越えて「キャプテン翼ブーム」を巻き起こした。その影響は現実のサッカー界にもおよび、国内外で多くのプロサッカー選手誕生のきっかけになったとまで言われている。連載は『週刊ヤングジャンプ』を経て、現在『グランドジャンプ』(集英社)で連載中。今年6月に刊行された『キャプテン翼 ライジングサン』6巻をもってシリーズ通巻100巻を迎えている(現在7巻まで刊行中)。

発表会には、ゲストとして北澤豪、武井壮も出演。声優として出演したいと、アピールしていた。

■スタッフ

監督:加藤敏幸(『レベルE』監督、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』シリーズディレクター)

シリーズ構成:冨岡淳広(『ポケットモンスター シリーズ』シナリオ)

キャラクターデザイン・総作画監督:渡辺はじめ(『銀河へキックオフ!!』『おじゃる丸』キャラクターデザイン)

音楽:松尾早人(『ジョジョの奇妙な冒険』『ファイナルファンタジーXII』アニメ音楽・ゲーム音楽)

音響監督:岩浪美和(『ジョジョの奇妙な冒険』『ガールズ&パンツァー』ほか音響演出)

アニメーション制作:デイヴィッドプロダクション

(『ジョジョの奇妙な冒険 シリーズ』『レベルE』制作)

■キャスト

大空翼...三瓶由布子

若林源三...鈴村健一

岬太郎...福原綾香

石崎了...田村睦心

日向小次郎...佐藤拓也

ロベルト本郷...小西克幸

■ポータルサイト

ball-ha-tomodachi.com

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