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何者かが卑劣な行為、シューマッハの医療記録を盗み出して売りつける

2014年07月14日 01時28分 JST | 更新 2014年07月14日 01時29分 JST
 

先月、昨年末に起きたスキー事故の影響でおよそ半年間も昏睡状態に陥っていたミハエル・シューマッハが、ついに退院したというニュースをお伝えした。"F1界の皇帝"の生還に、誰もが心からそれを喜んだ。しかし、そんな状況の中、何者かがシューマッハの医療記録を盗み出してメディアに売り込んでいたことが判明した。

英紙『ザ・ガーディアン』によると、犯人はシューマッハの治療状況をまとめた数十ページに及ぶ医療記録を、メディアに対して6万スイスフラン(約680万円)で売りつけようとしたという。この卑劣な行為を行った犯人はまだ特定されていないが、フランス警察は犯人が医療記録をメディアに売り込む際に送信したEメールからIPアドレスを割り出し、それがスイスのヘリコプター会社に関係するものだと突き止めたようだ。この会社は当初、シューマッハを仏グルノーブルの病院からスイスのリハビリ施設に移送する役割を担う予定だったため、事前にシューマッハの医療記録をコピーしたものが送られていたという(実際には救急車での移送となった)。この事実を受けてスイス警察も詳しい調査に乗り出した。

今回盗まれた医療記録が本当にシューマッハのものであると確認されたわけではないが、シューマッハの広報を務めるサビーネ・ケーム氏は、この医療記録を公表したあらゆるメディアに対して訴えを起こす構えだ。ちなみに、シューマッハに関する内部情報が外部に漏れそうになったことはこれが初めてではない。ある記者は彼の病室に入るために神父に扮装し、またある男性は彼の父親のふりをした。この一連の事件を受けてケーム氏とシューマッハの家族は、プライバシーを絶対に侵さないでほしいとマスコミに強く要請している。

いずれにしろ、今回の医療記録の窃盗が許しがたい行為であることは間違いない。一刻も早く、犯人が捕まることを祈るばかりだ。

By Chris Bruce

翻訳:日本映像翻訳アカデミー

(2014年7月12日AutoblogJapan「【レポート】ミハエル・シューマッハの医療記録が盗まれる!」より転載)

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