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「大義なき解散」を「意味ある選択」に

2014年11月23日 19時02分 JST | 更新 2015年01月22日 19時12分 JST
TOSHIFUMI KITAMURA via Getty Images
Japanese ruling lawmakers shout 'Banzai' call right after passing the dissolution of the lower house in the parliament session in Tokyo on November 21, 2014. Abe dissolved parliament for a snap election next month, taking a chance on consolidating his stable power and fending off an opposition charge at his economic blitz. AFP PHOTO / TOSHIFUMI KITAMURA (Photo credit should read TOSHIFUMI KITAMURA/AFP/Getty Images)

解散で問うべきは、国民や国会で賛否の別れるテーマです。増税先延ばしを理由に解散するのは、ポピュリズムの極みです。

総選挙には700億円という税金が投じられます。それだけの金額があれば、小中学校の全ての学年で35人学級を実現できます。35人学級は民主党政権で小学校1年生、2年生まで実現し、順番に学年を上げていく予定でしたが、安倍政権の誕生でストップしています。それどころか、政府は、民主党政権で実現した小学校1年生の35人学級を40人に戻すことを検討しています。情けない現状を見るに度に、700億円あればとの思いが募ります。

被災地の復興、米価の下落に苦しむ農業者の支援、円安による物価高に苦しむ中小企業や生活者の支援など、年の瀬に予算をかけるべき項目を挙げれば、きりがありません。

今回の解散に大義はありません。しかし、総理が解散を決断した以上、国民の皆さんに選択肢を提示することで、国民の皆さんに意味ある選択をしていただきたいと思います。

・経済政策のあり方

・定数削減などの政治家が身を切る改革

・年金、子育てなどの社会保障制度のあり方

消費増税に関わるものだけでも、多くの争点が考えられます。野党の役割は、政権の問題点を指摘し、対案を提示することです。

国会を無視した集団的自衛権の閣議決定、特定秘密保護法により危機にさらされる国民の知る権利、臨時国会で見られた強行採決。自民党が勝利を収めると、安倍首相はさらに4年間、権力を行使することができます。

野党の役割は、政権が暴走した時にブレーキをかけ、対案を提示し、常に政権交代に備えることです。今、この国に必要なのは野党の力です。

賽は投げられた。死力を尽くして戦います。