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スプートニク平原の下に海が存在する可能性

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スプートニク平原は冥王星の明瞭な深い氷の盆地であり、その現在の位置は、この準惑星の潮汐軸の経度に近い。太陽系にある他の大きな盆地との類推によって、これは衝突による地形であると考えられている。

潮汐トルクと回転トルクに起因する再配向によって、盆地の現在の位置を説明することができるが、その地形は正の重力異常を示す必要があるにもかかわらず、現在は負の形状となっている。

今回F Nimmoたちは、もしスプートニク平原が衝突の結果形成され、冥王星の地表下に海があれば、殻が薄化して海が隆起し、その後窒素が少量堆積することで、正の重力異常が自然に生じたのだろうと主張している。

Nature 540, 7631
2016年12月1日

原著論文:
Reorientation of Sputnik Planitia implies a subsurface ocean on Pluto
doi:10.1038/nature20148

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