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映画業界の性暴力やハラスメントの問題を受け、日本シナリオ作家協会が声明を発表。「勉強させてやった」などの理由で、立場の弱い脚本家が執筆者として扱われず、本来なら得られるべき対価や権利を奪われることがあるという。
マタイ効果とは、条件に恵まれた者は優れた業績を挙げることでさらに条件に恵まれるという現象をいう。映画作りを学ぶ教育の場においても、常勤教員は男性が100%を占める学校が多数ある。
性暴力やハラスメント、過酷な労働環境などの映画業界の人権問題。制作現場で働く人たちの声をもとに、業界に求められることについて考える。【2022年 上半期回顧】
数々の証言から、泣き寝入りを強いられてきた実態が浮かび上がっている。業界を牽引する東宝、東映、松竹、KADOKAWAの4社は、どう受け止め、対策を講じているのか。【2022年 上半期回顧】
監督というポジションについては、「自身の地位が内包する権力を強く自覚し、同時に健全な環境作りのためのリーダーシップをとる必要がある」と指摘した。
興行収入を問わない全作品数においても、女性監督の割合はわずか12%。調査団体は「積極的に手を加えなければ、映画界のジェンダー格差が改善されることはない」と指摘する。
性暴力やハラスメント、過酷な労働環境などの映画業界の人権問題。制作現場で働く人たちの声をもとに、業界に求められることについて考える。
数々の証言から、泣き寝入りを強いられてきた実態が浮かび上がっている。業界を牽引する東宝、東映、松竹、KADOKAWAの4社は、どう受け止め、対策を講じているのか。
俳優のレベル・ウィルソンさんが、数年前に共演者から受けたという性被害を証言。「『プロとして映画を完成させるんだ』と思っていたんです。今なら絶対にそんなことはしません」
『燃ゆる女の肖像』などで知られるアデル・エネルさんが、ドイツの雑誌のインタビューで明かす。「内側から変えたいと思っていた」というが、映画界が抱える様々な差別の問題に対し、「もうその一員にはなりたくない」などと話した。