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AKB襲撃から考える、取り締まりと予防のコスト

2014年06月04日 17時00分 JST | 更新 2014年08月02日 18時12分 JST

AKB48の握手会に、のこぎり(折りたたみらしいですね)をもった男がやってきて襲いかかり、2名のメンバーが怪我をした事件、大騒動になりましたね。そんな中で週末にせまった総選挙はどうなるのでしょう。

 岩手県滝沢市の滝沢消防署などに25日入った連絡によると、同市で開かれていたAKB48の握手会で男が刃物を振り回し、メンバー2人と男性スタッフ1人が負傷した。関係者によると、命に別条はないという。岩手県警は男の身柄を確保、殺人未遂事件として詳しい状況を調べている。関係者によると、負傷したメンバーのうち1人は、川栄李奈さん(19)とみられるという。 (5月25日産経新聞)

で、こうなると当然とえいば当然なんですけれど、今後もやりますか?って話になりますよね。

再発防止策を取らなきゃ、それまではやりません。。。的な。

ま、実際のところこれまでも

・自分の手に精液をつけた状態でメンバーと握手

・メンバーに延々とブスと言い続け泣かせる

・抱きつく

とかと言ったトラブルはあったようです。

性悪説からの、予防コストは大きい

でもそうはいっても99%以上はよい人。

ほとーんどの人はまったく悪いことをする気は無いけれど、これからは例えば「荷物検査」とか「金属探知機」とかを用意しないといけない、、、となり、その分時間と人出が要る...すなわちコストがかかる。

こういう構造って結構多いなぁ、と最近思っているのです。

同時多発テロ、その後の警備コストは途方も無いのでは?

もちろん、人命関わっているけれどアメリカのテロ(9・11)後の対応。

あのテロそのものでのインパクトもあったけれども、その後の予防のためにとられた警備の厳重さ(飛行機はもちろん、いろんな公的施設などの入場制限なども含めて)を考えると、その予防コストに一体どれくらいの時間と労力がかかったかな、と思うのです。

こんな時にふと思い出すのは2つの事例。

ヨーロッパの電車のキセルの話

日本の場合は、キセルを防ぐためにちゃんと例えば新幹線など車掌さんが検札をして回るわけですね。ヨーロッパの場合(いや全てではないかもしれませんが)、検札どころか電車に乗る段階で切符チェックとかもなかったりします。つまり検札コストをなくす代わり、たまーに検札をします、と。で、その時にもしいかなる理由であれ持っていなければ、かなり高いペナルティを課しますよ、という仕組み。

ソーシャル・キャピタルを高めるか

国ほどの規模になった時には困難だけれど、地域コミュニティとかで同様の問題を考えるならば、ソーシャル・キャピタル、お互いの信頼関係やつながり、ということを重視する必要もあるんだと思う。お互いが価値観を共有し、信頼関係やつながりを持てていれば、警備・予防やチェックのコストを払わなくても相互信頼で成り立ちうるわけですよね。

例えば由布院が、以前景観保護条例もないのに、規制もされていないのになぜ美しい街並みを一定保てたか?それば、ずいぶんと前から地域の事業者の方々が集まり語り合い、価値観や思いの共感の機会を作ってきたから。その相互信頼が、ルールをオトナとして守るベースになったわけです。

AKB襲撃から考える、取り締まりと予防のコスト

ここが増大していくと、結局すごーい無駄っていうか高コスト社会になっちゃう。

地域でのコミュニティの価値、西洋薬のような即効性はないけれど体質改善的としての価値は改めて大きいなぁと思います。

秋元祥治・公式ブログ http://akimotoshoji.blog.jp より

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