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勢い増す「LINE」と「Instagram」、頭打ちの「Facebook」と「ニコニコ動画」

2017年07月19日 15時30分 JST | 更新 2017年07月19日 15時30分 JST

「LINE」と「Instagram」が勢いを増している一方で、「Facebook」と「ニコニコ動画」の勢いに陰りがちらついてきた。

総務省が先週公表した「平成28年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」で明らかにした主要ソーシャルメディアの利用率からも、その明暗が浮き彫りになっている。

毎年公表される同報告書では、2012年から代表的なソーシャルメディア(画像等の共用サイトも含む)の利用率を提示しており、2016年データは同年11月26日~12月2日に13~69歳の男女1500人を対象に調査した結果である。

ここでは、その中からLINE、Facebook、Twitter、それに画像系のYouTube(2014年以降)、ニコニコ動画(2014年以降)、Instagram(2015年以降)の利用率推移を、図1~図6に掲げる。

まず、LINEから。圧倒的な利用率を誇り、2016年末でも全世代通しての利用率が67%となり、前年に比べさらに7%も大きくアップしているから驚きである。

20代と30代では90%を超え、事実上ほとんどの人が利用していることになる。また60代の高齢者が急増していることも見逃せない。

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(ソース:総務省)

図1 LINEの利用率の推移(全世代と年代別)

LINEとは対照的に、日本におけるFacebookは勢いが今一つである。世界で20憶人が毎月利用し今でも増え続け、ほとんどの国で利用率が70%を超えているのに、日本では約30%あたりで伸び悩んでいる。

これからの成長を期待したいところだったのに、10代と20代の若者の利用率が前年を割り込み、早くも全世代で見ても頭打ちとなってしまっている。中高年者向けのSNSとして落ち着いてしまうのか。

 

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(ソース:総務省)

図2 Facebookの利用率の推移(全世代と年代別)

Twitterは一気に話題を拡大できる手軽さが受けたのか、日本での利用率は高い。グローバルに見ても特出しており、本場米国をも上回っている。

特に10代と20代で50%を超えており、若者への人気は衰えていない。

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(ソース:総務省)

図3 Twitterの利用率の推移(全世代と年代別)

動画系プラットフォームとしては、YouTubeは不動の地位を確保している。全世代での利用率も70%近くとLINE並みに使われている。

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(ソース:総務省)

図4 YouTubeの利用率の推移(全世代と年代別)

同じ動画系のニコニコ動画は、有料のプレミアム会員数が昨年前半をピークに減少し始めていたが、今回の総務省の利用率でも、減速し始めている。

もともと、マニアックな男性ファンに偏っている傾向が強く、利用率が20%に達しなくても熱量の大きいユーザーに支えられて勢いがあったのだが・・。スマホシフトに出遅れたりして、10代を中心にニコニコ動画離れが出てきている。

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(ソース:総務省)

図5 ニコニコ動画の利用率の推移(全世代と年代別)

動画系で勢いが凄まじいのがInstagram 。都市に住む20代~30代の購買職力のある女性が飛びついているようだが、確かに10代~30代の利用率の急伸が目立つ。

しばらくInstagramフィーバーが続きそう。

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(ソース:総務省)

図6 Instagramの利用率の推移(全世代と年代別)

◇参考

平成28年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書(総務省):東京大学大学院情報学環との共同研究

Social Media Fact Sheet(Pew Research Center)

【最新版】2017年6月更新! 11のソーシャルメディア最新動向データまとめ(Social Media Lab)

「ニコ動」有料会員、さらに減少続く(ITmedia)

◇関連記事

(2017年7月18日「メディア・パブ」より転載)