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友達を悼み、数時間立ちつくした象(画像)

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この驚くべき写真は、写真家のジョン・チェイニー氏が撮影したものだ。「ナショナル・ジオグラフィック」主催のコンテスト「Traveler Photo Contest 2012」に出品された

チェイニー氏の説明によれば、2007年にボツワナで撮影したこの写真に写っているのは、メスのゾウと、その亡くなった友達だ。彼女は、友達の体がハゲワシやジャッカルに食べられ始めていたところに急いでやってきた。そして、遺体を狙う動物たちを追い払うと、自分の鼻を友達の牙に巻き付けた。その後、友達に哀悼の意を示すかのように、この姿勢のまま、数時間そこに居続けたという。

悲しいことにこの光景は、アフリカゾウたちが直面している危機的状況も示している。象牙の密輸が世界中で活発化しており、密猟者はかなりの奥地まで狩りに出かけ、ゾウを殺してその牙を奪っている。

自然保護団体らの推定によれば、2012年には3万5000頭以上のゾウが殺されたという。

前米国務長官のヒラリー・クリントン氏は最近、ゾウの虐殺を食い止めるために8000万ドル規模の大掛かりな取り組みを実施すると発表した

「殺戮を食い止めない限り、マルミミゾウは10年以内に絶滅する見込みだ。このことが、生態学的にはもちろん、この惑星で共に暮らすすべての人にとってどれほど大きな不幸であるか、私には想像さえできない」と、クリントン氏は述べている。

[Nick Visser(English) 日本語版:ガリレオ]

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