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「南京大虐殺で30万人殺害」習近平氏の発言に日本が抗議 菅官房長官「極めて遺憾」

2014年03月30日 15時46分 JST | 更新 2014年03月30日 15時46分 JST

菅義偉官房長官は3月30日、フジテレビ「新報道2001」に出演。中国の習近平国家主席が、ドイツ・ベルリンでの講演で、旧日本軍は、中国・南京に侵略し、「30万人以上もの中国人を虐殺した」と語ったことについて、「第三国で、日本の歴史を取り出して、このような発言をすることは極めて遺憾」と述べ、29日に中国側に抗議をしていたことを明かした。FNNニュースなどが報じた。

習近平国家主席は28日、訪問先のドイツ・ベルリンで講演し、南京事件について、日本が「30万人以上を殺害した」と主張していた。
これに対し、菅官房長官は「極めて遺憾だ」と述べ、29日、外務省から駐日中国大使館に対して、抗議を行ったことを明らかにした。
さらに、菅官房長官は「戦後69年間の中で、世界は日本を平和国家と認めている」と強調した。



(FNNニュース「中国・習主席『南京30万人殺害』発言 菅長官『極めて遺憾』フジテレビ『新報道2001』で」より 2014/03/30 12:17)

菅氏は番組出演後に記者団の取材に応じ、「日本政府は、南京での旧日本軍による殺傷や略奪を否定していないが、人数については様々な意見がある」と述べたという。MSN産経ニュースが報じた。

菅氏は出演後、記者団に対し「日本政府も、南京での旧日本軍による殺傷や略奪を否定していない。しかし、人数についてはさまざまな意見があり、断定はしていない」と指摘し、習氏の発言を「非生産的だ」と批判した。

(MSN産経ニュース「南京事件「日本は30万人以上を虐殺」 政府、習主席の発言に抗議 」より 2014/03/30 10:53)

朝日新聞デジタルによると、習氏は28日、ドイツの首都ベルリンで講演し、「南京大虐殺」に言及した。公の場で、日本批判を行うのは異例だという。

「約70年前、日本軍は中国・南京に侵略し、30万人以上もの中国人を殺すという残虐な犯罪を行った」。習氏は、ドイツと中国の戦後の歩みを振り返った上で、1937年に起きた日本軍による「南京大虐殺」を批判。さらに、「日本の侵略戦争で中国人3500万人が死傷した。この悲惨な歴史は中国人の心に深く記憶として残っている」とも語った。

(朝日新聞デジタル「習主席、異例の日本批判 歴史問題で妥協しない姿勢」より 2014/03/29 22:47)

ユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)の歴史がありながら、近隣諸国と和解をしたドイツで習氏が発言したのは、歴史問題で妥協しない意志を中国国内と国際社会に示す狙いがあったようだ。

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