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和食はピースフードだ。ミラノから世界への発信が始まる

2014年11月26日 00時50分 JST | 更新 2014年11月28日 20時21分 JST

「和食を通じて、平和を作る」。そんなコンセプトで和食を世界にアピールする取り組みが、2015年から始まる。

共同調理や集団での食事を通じて、和食の原点を、もう一度世界に認知させようとの試みだ。自然や季節との調和、大家族や地域の共同体が協力して調理し、「いただきます」や「ごちそうさま」など感謝の言葉を伝えることで、世代を超えてつながる調和など、「和」の精神を世界に伝えたいという。

運営するのは国際支援のNPO「TABLE FOR TWO International」と、飲食業などのプロデュース業をしている株式会社umari、クリエイティブブティック「GLIDER」。

2015年5月から11月までイタリア・ミラノで開かれるミラノ国際博覧会に合わせ「Peace Kitchen」と名付けた和食体験・講習スペースを出展する。参加料の一部はアフリカやアジアの食糧支援に寄付されるほか、2014年12月にはアフリカ・ケニアでも体験講習会を開く予定。

peacekitchen

「Peace Kitchen」では一般向けに、参加者が共同で味噌やお好み焼き、焼きそばなどを作って一緒に食卓を囲む体験講座を、週3回をめどに開催する。海外で和食レストランに従事する調理師や経営者向けに、和食の精神を知ってもらうための講習会も週2、3回開き、和食レストランの底上げを図る。

kogure

TABLE FOR TWO Internationalの小暮真久代表は「海外では寿司や天ぷらが日本食の代名詞のようになっているが、海外で和食を見つめ直すと、四季に合わせた食材の使用や地産地消など、日本人が意識していないものがベースになっている。国際協力機構(JICA)を通じた途上国でのコメ品種改良や増産など、世界の食に対する日本の貢献もアピールしたい」と話す。

マグロの漁獲量規制や捕鯨の問題など、日本の食に対する姿勢には海外から厳しい視線も注がれる。「輸入に頼り、廃棄物も非常に多いなど、課題は多い。世界に和食をアピールすることで、国内も見つめ直す機会になれば」と小暮代表は語った。

【訂正】2014/11/27 11:33AM

当初の記事では「TABLE FOR TWO Internationalの木暮真久代表」となっていましたが、正しくは「小暮真久代表」でした。

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