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「資生堂ショック」に賛否 育児中の女性も「会社を支える側に」

2015年11月11日 15時43分 JST | 更新 2015年11月11日 15時43分 JST

11月9日の「おはよう日本」(NHK)で放送された、資生堂のワークライフバランスに対する取り組みが話題だ。

この日、番組では「資生堂ショック」と題して、女性の働き方を特集。他の企業に先駆けて育児休暇や短時間勤務を導入してきた資生堂が2014年4月に方針転換し、子育て中の社員にも、土日祝日の勤務や、遅番と呼ばれる夜8時までの勤務を要請しているという内容が放送された。

「育児中の女性も戦力」方針転換の背景は…

方針転換の背景には、短時間勤務の社員が増えた時期と、同社の売上が落ち込んだ時期が重なったことがあった。デパートなどの化粧品売り場は、他の会社が終業する午後5時以降や土日祝日が“かきいれどき”。この時間に社員がいないことが問題視された。育児中ではない女性に遅番や土日勤務が集中し、社内からは「不公平だ」「プライベートがなくなる」などの不満も出ていた。

会社側は、育児中の社員の働き方を見直し。「育児期の社員は常に支えられる側でしかなくて、本人たちのスキルアップも図れない。なんとか会社を支える側に、まわっていただきたいという強い思いがあった」として、社員にDVDを配布し、意識改革を呼びかけた。

番組には、出産直前に制度変更を知らされたとされる女性社員も登場。最初は戸惑ったとしながらも、仕事に復帰した現在は、短時間勤務を利用しながら月3日は遅番勤務、月4回の土日勤務をこなしている姿が紹介された。フルタイム勤務者と同様のノルマをこなす女性は「時短者だから無理、やる気が無いとは思われたくない。今後はひとつ上のステップで店を統括できる、チーフやマネージャーの立場を目指したい」と話していた。

ネットからは「時短制度の趣旨を理解していない」との批判も

この放送に、ネットから様々な反応が出ている。

「大企業が社員に甘えてる」「今まで手厚かった育児中の女性に対する時短制度などを一部後退させる」「ノルマも昇格も平等にと。これで時短勤務が取りにくくならないといい」など、資生堂の方針に対する批判も多い。共産党衆議院議員の宮本徹氏は、次のようにツイートした。

一方で、「これからコスメカウンターで買うときは育児で時短してる人いますか?って聞いてその人から買おうかな」という声や「時短勤務者も他と同じ扱いにしてその人が必要だと思わせる資生堂はすごいな、進んでる、って思う」という賛同の声もあがった。

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