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イタリア上院、同性カップル権利法を可決 レンツィ首相「歴史に残る日」

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CIVIL UNION
Supporters of the bill 'Cirinna' to be voted at the Italian Senate allowing gay civil unions, demonstrate on February 21, 2016 at Piazza Duomo in Milan. Italy's Senate suspended last week a debate over legislation allowing gay civil unions after the populist Five Star Movement (M5S) scuppered a move to push the historic bill through the upper house unscathed. / AFP / GIUSEPPE CACACE (Photo credit should read GIUSEPPE CACACE/AFP/Getty Images) | GIUSEPPE CACACE via Getty Images
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イタリア上院議会は2月25日、結婚に準じた権利「シビルユニオン」を同性カップルに認める法案を、賛成多数で可決した。今後、下院で審議される予定。BBCなどが報じた。

シビルユニオンとは、同性同士のカップルに対しても、法律婚と同様に遺産相続や養子縁組、養育などの法的権利を認めるもの。この日の採決の結果は、賛成173、反対71だった。マッテオ・レンツィ首相は「歴史に残る日になる」と語った。

毎日新聞によると、イタリアでは憲法で家族を「婚姻に基づく自然な共同体」と規定しており、西欧主要国の中で唯一、同性婚やシビル・ユニオンを公的に認知する制度がない。同性婚をタブー視するカトリックの総本山、バチカン(ローマ法王庁)のお膝元ということもあり、カトリックの上院議員から根強い抵抗があったためだ

イタリア司教協議会のパオロ・ジェンティーリ神父が「法案では、同性パートナーが以前の異性配偶者との間にもうけた継子が養子となるケースが想定され、受け入れられない」と指摘するなど、反対派の抵抗で、当初の法案に含まれていた養子に関する条項が削除された。このため同性愛団体は、強く反発している。

イタリアに対しては、欧州人権裁判所は2015年7月、イタリア政府に対し、同性カップル3組に婚姻やそれに準じるパートナー関係を認めなかったことは人権侵害にあたるとする判決を下し、イタリア政府に損害賠償の支払いを命令。法整備の必要性を問う声が強まっていた。


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