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「エコノミークラス症候群」避難生活で要注意 どうすれば防げるか

2016年04月18日 16時59分 JST | 更新 2016年04月21日 00時28分 JST
EPA/時事通信社

日本循環器学会など7つの学会は4月17日、避難所での寝泊まりや車中泊が続き、同じ姿勢でいることが多くなると「エコノミークラス症候群(急性肺血栓塞栓症)」になるおそれがあるとして、注意を呼びかけた

■「エコノミークラス症候群」とは

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「エコノミークラス症候群」のメカニズム

足を長時間動かさずに同じ姿勢でいると、足の静脈に血の塊(血栓)が生じることがある。その一部が肺の血管を詰まらせ、様々な症状を引き起こす。血栓が肺に詰まると、胸痛や呼吸困難などを引き起こし、、最悪の場合は死に至る危険性がある。航空機の狭い座席(エコノミークラス)で起こりやすいことから名づけられた

日本循環器学会によると、長時間せまい場所で同じ姿勢になりやすい避難所や車中での生活は、エコノミークラス症候群の危険性を高めるという。今回の熊本地震と同様、余震が頻発した中越地震でも多数の人がエコノミー症候群になり、「地震の難をのがれた被災者の命を奪う原因になった」と説明している。

NHKニュースによると、今回の熊本地震でも、車中での避難生活を強いられている人の中には、体調の悪化を訴える人が出ているという。

■「エコノミークラス症候群」どうすれば防げる?

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厚生労働省や日本循環器学会では、以下のような予防策を紹介している。

1、同じ姿勢を長時間とらない。自動車のシートに座った姿勢で眠らない。

2、ときどき、足の運動をする。

(例)足や足の指をこまめに動かす、1時間に1度は足のかかとを上下させる運動(20〜30回程度)をする、歩く(3〜5分程度)など。

3、ふくらはぎのマッサージを行う

4、十分に水分を補給する。

5、ときどき深呼吸をする。

厚生労働省では公式サイト内の「被災地での健康を守るために」でも、避難生活で病気にかからないよう注意喚起をしている。

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