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ドナルド・トランプ氏は、自らを「人種差別的」と認め始めている

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DONALD TRUMP
JOSH EDELSON via Getty Images
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ドナルド・トランプ氏は、メキシコ人のことを「強姦犯」や麻薬密輸人と決めつけながら、自身の選挙キャンペーンを始めたが、トランプ氏は、アフリカ系アメリカ人やヒスパニック、マイノリティが大好きで、マイノリティも彼の愛情に応えてくれていると主張してきた。

トランプ氏はメキシコの祝日「シンコ・デ・マヨ」(5月5日)に、メキシコ大衆料理のタコボウルを食べている写真をTwitterに投稿し、その後「中南米系からは良い結果が得られるだろう」と発言した。その画像には、彼が繰り返し言っている「私は中南米系が大好きだ」という台詞も添えられていた。

トランプ氏は、白人至上主義者からの厚い支持を受けている一方、「アフリカ系アメリカ人も、自分のことを白人と同じくらい大好きだ」と、あらゆる人たちへ安心するようにと言ってきた。

自分の正しさを証明するために、トランプ氏はカリフォルニアで行われた決起集会で、あるアフリカ系アメリカ人支持者を指して「私のアフリカ系アメリカ人を見てくれ」と、集まった人々に対して発言した

トランプ氏は大統領選挙で共和党の候補となることが確定しているが、こうしたわざとらしいパフォーマンスを控えるようになり、選挙キャンペーンが人種差別的であったことを認め始めている。

トランプ氏は、連邦判事のゴンザロ・クリエル氏が、メキシコ系出身だから偏向していると主張して批判を浴びている。クリエル判事は、トランプ氏が運営する「トランプ大学」に対する訴訟2件を担当している。トランプ大学に勤務していた職員たちが、トランプ大学を「詐欺的なスキーム」で「高齢者と低学歴の人々を食い物にして、彼らのお金をむしりとってきた」と訴えている
 
クリエル判事は、トランプ大学の内部文書の開示を命令する判決を下し、トランプ氏の逆鱗に触れた。トランプ氏は判事のことを「白人嫌悪」と呼び、彼が「メキシコ人」だからだと発言した。

クリエル判事はインディアナ州に、メキシコから移民してきた両親の元に生まれている。

トランプ氏はクリエル判事の批判を強めるようになった。クリエル氏の民族的背景を踏まえると判事が公平ではありえないと言っている。

トランプ氏は6月3日、CNNのインタビューに「彼はメキシコ人だ」と言った。「私たちはメキシコとこの国の間に壁を立てる予定だ。その回答がこの判決だ。彼は不公平な判決を下している。みんなが信じられないような判決だ」

つまり、トランプ氏は「ヒスパニック系」との間に問題を抱えていると認めている。これは、これまで「ヒスパニックは私を支持している。私もヒスパニックが大好きだ」と、彼が発言してきた内容とは矛盾するものだ。

また5日には、トランプ氏がアメリカ人のイスラム教徒を遠ざけてきたことも認めている。彼はこれまで、テロの懸念があるとして、イスラム教徒のアメリカへの入国を完全に禁止するよう呼びかけてきた。 CBSの討論番組「フェース・オブ・ネーション」でトランプ氏は、イスラム教徒の判事が彼に対して偏見を持つ「可能性がある」と発言している

トランプ氏の選挙戦略の主任を務めるポール・マナフォート氏はハフポストUS版に、トランプ氏が大統領選挙戦出馬時の副大統領候補として女性やマイノリティを選ぶ可能性は低いだろうと述べた。これは、トランプ氏が「迎合している」と見られる可能性があるからだ。

もしトランプ氏が大統領になった場合、彼は最高裁判所判事や連邦機関の他の要職に対して、候補を任命する権限を持つことになる 。彼の人種、宗教、ジェンダーに関する発言と、彼が公平で要職を務められると考えている人を考えると、対象者は全人口のうち、本当にごくわずかな範囲に限られる可能性がある。

編注:ドナルド・トランプ氏は世界に16億人いるイスラム教徒をアメリカから締め出すと繰り返し発言してきた嘘ばかりつき極度に外国人を嫌い人種差別主義者ミソジニスト(女性蔑視の人たち)、バーサ―(オバマ大統領の出生地はアメリカではないと主張する人たち)として知られる人物である。

ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。

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表情豊かなドナルド・トランプ氏
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