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「LGBTが就活・転職で困る10のこと」10/28 イベント開催 | 人事や当事者と、明日からできる解決策を考えよう

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全国各地の企業で10月3日、来春入社予定の学生たちを迎えて内定式が開かれた。参加した学生たちは、それぞれ将来の仕事に夢を膨らませていることだろう。そろそろ、来年度の就職活動を意識しはじめた若者もいるかもしれない。

一方で、LGBT(同性愛者のレズビアンやゲイ、両性愛者のバイセクシュアル、トランスジェンダーなどのセクシュアル・マイノリティの総称)は、就職活動で思いがけない苦労をしたり、入社した会社で困難を抱えていたりするケースもあるという。

厚生労働省によれば、2016年3月卒の就職活動生は、大学、短大、専門学校などを含めると70万人を超える。連合は、働く人の8.0%がLGBT当事者とのアンケート結果を発表した。また博報堂DYグループのLGBT総合研究所調査によると、日本におけるLGBTなどのセクシュアル・マイノリティ当事者は人口の8.0%にのぼるという。これらの調査をふまえると、就活生のLGBT当事者は、5万人以上いると想定できる。

ここ数年、LGBTに関する理解は日本でも進んでいるが、実際の職場はどうなのだろうか。ハフィントンポスト日本版では、彼らが実際に就活や転職のときに困ったことを聞いてみた。すると、10の「LGBTの人たちが就活・転職で困ること」が浮かび上がってきた。彼らの本音と合わせて紹介したい。

1、LGBTに理解がある会社かわからない。

「会社として何か取り組みをしているなら知りたい」「LGBT当事者の人が実際に働いているのか、わかる範囲で教えてほしい」

japan university back

2、実際に働くLGBTの人たちの話が聞けない。

「先輩にセクシュアリティをオープンにしている人が少なく、『OB・OG訪問』しづらい」

3、性別欄、書かなきゃいけないの?

4、こころの性に合ったリクルートスーツ姿で、面接に行っていい?

3と合わせて、トランスジェンダーの課題のひとつ。「一般的な男女のどちらかの見た目に近づけるのは大変」「こころの性が中間の人も、まだセクシュアリティに迷っている人もいる」

5、エントリーシートに、本当に好きなことを書きづらい。

「LGBTサークルのことは書けない」「好きな映画や本も、セクシュアリティに関係していたりする」

woman university study japan

6、1次面接と2次面接で、LGBT対応に違いがある場合も。

「人事のいる1次面接は、プライバシーに配慮してくれることも多いけど、2次以降の現場面接では、結婚や子どもを産む予定を聞かれたりすることも」「カミングアウトしたら、最後までセクシュアリティについて聞かれて落ちた」

7、全国のオフィスで、LGBTの理解は進んでいるのかな…?

「本社や人事の理解があっても、全国各地の社員にまで啓発・研修が進んでいないかもしれない」「全国転勤が不安」「地方に異動になったけど、仲間がいなくてつらい」

8、制服やトイレは、自分の希望で選べるの?

「こころの性に合った通称名を使いたい」

gender restroom

9、社員証やメールアドレス、「通称名」がいいんですが…

「社内ではトランスジェンダーとして受け入れられたけど、営業先で性別の確認をされた」

10、会社の飲み会、行きたくないです。

「恋愛や結婚とか、プライベートなことを話すのは避けたい」「LGBTに関係なく、勤務時間外に、付き合いの飲み会に参加したくない」

japan drink beer business

これらの本音を聞いて、みなさんはどう思っただろうか。気づかなかった悩みがあったかもしれない。「自分が感じた悩みは他にもある!」という当事者の人もいるだろう。「自分の会社でも、これなら改善できる」と感じた人もいるだろう。

…………

ハフィントンポスト日本版では、この「LGBTが就活・転職で困る10のこと」解決する方法を、みなさんと一緒に考えたいと思っています。

10月28日(金)に、有識者や企業の担当者などを招いて、イベント「LGBTの就活と働きかた、私たちと企業の『はじめの一歩』」を開催します。就職や転職を考えている人、LGBTの働きかたに関心のある人、実際に働いているLGBT当事者、アライ(LGBTの支援者、理解者)の人たち、企業の人事や企画の担当者……。みんなで一緒に、私たちができることを考えてみませんか? ぜひ一緒にディスカッションしましょう。

LGBTやダイバーシティ、働きかたを考える絶好の機会になるかと思います。是非お誘い合わせの上、ご参加いただきますよう、よろしくお願いいたします。

【開催概要】

開催日 2016年10月28日(金)
日時 18:30開場 19:00開始 〜 20:30終了予定

主催 株式会社LGBT総合研究所
協力 ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン株式会社
場所 トムソン・ロイター会議室(〒107-6330 東京都港区赤坂 5-3-1 赤坂 Biz タワー30階 | 東京メトロ千代田線 赤坂駅3番出口より直結/東京メトロ銀座線・丸の内線 赤坂見附駅より徒歩5分/東京メトロ銀座線・南北線 溜池山王駅より徒歩6分
定員 一般参加者30名  参加費 無料

■申し込み用イベントフォームは下記リンクからもご確認いただけます。
http://peatix.com/event/205962
※企業参加者は別途、申込み受付となります。プログラムの下に記載したご案内をご確認ください。

■プログラム

19:00-19:10(10分)
冒頭の挨拶・LGBTの基礎知識
登壇者:森永貴彦(LGBT総合研究所 代表取締役社長)

19:10-19:40(30分)
基調講演「LGBTの就活と働きかた、JPモルガン証券の『はじめの一歩』(仮)」
登壇者:藤谷ひとみ様(JPモルガン証券株式会社)

19:40-20:30(50分)
グループディスカッション
モデレータ:竹下隆一郎(ハフィントンポスト日本版編集長)

参加者のみなさんと、「LGBTの人たちが就活・転職で困る10のこと」について、ディスカッションします。

20:30-20:40(10分)
クロージング・トーク

■申し込み用イベントフォームは下記リンクからもご確認いただけます。
http://peatix.com/event/205962

※企業参加者は別途、申込み受付となります。イベントフォームからの応募はできませんのでご注意ください。参加ご希望の方は以下までご連絡ください。

企業参加者30名  参加費 5,000円(税込)
※企業参加者のご応募先:contact@lgbtri.co.jp(LGBT総合研究所)
※企業名、参加人数(最大3名)、代表者名、電話メールアドレスを明記の上、ご応募ください。

※会場内に託児所などはありませんので、あらかじめご了承ください。お子さまの会場内で発生のいかなる事故、事件、ケガなどにつきまして、主催者、会場、出演者は一切の責任を負いません。保護者の方々の責任においてお子さまの保護・管理をお願いします。
※会場には駐車場のご用意はございません。公共交通機関をご利用いただくか、最寄りのコインパーキングをご利用ください。
※車椅子での来場など、会場内の移動に補助など必要な場合は、事前にinfo@huffingtonpost.jp までご連絡ください。

※当日券の販売はございません。
※申し込みに関連する情報は、ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン(株)で取得・管理致します。
※キャンセルのお問い合わせはPeatixにログインしてご連絡下さい。
※取材などのお問い合わせは info@huffingtonpost.jp までお願い致します。

■登壇者プロフィール(敬称略)

森永貴彦(株式会社LGBT総合研究所 代表取締役社長)
morinaga2011年大広入社。戦略プランナーとして、化粧品、健康食品、製薬企業を中心に数多くの企業のマーケティング戦略立案、事業開発、商品開発などを担当。2016年5月、博報堂DYグループのベンチャープログラムを勝ち抜き、セクシャルマイノリティ専門のシンクタンクである同社を設立。ゲイセクシャル当事者として、セクシャルマイノリティに向き合う企業をマーケティング視点でサポートし、ダイバーシティ社会の形成を実現していくことを目指す。

藤谷ひとみ(JPモルガン証券株式会社 人事部 ヴァイス プレジデント)
fujitani早稲田大学商学部卒業。前職では、日系の証券会社や外資系のプライベート・エクイティにて、人事・IR・PRなどを経験。現在は、日本におけるJ.P.モルガンで新卒採用およびダイバーシティを担当し、LGBTや障がい者雇用についての啓蒙活動や社内委員会の立ち上げ、ならびに女性社員の活躍推進活動等、社内外を問わず積極的に取り組んでいる。

 
竹下隆一郎(ハフィントンポスト日本版編集長)
takeshita1979年生まれ。2002年慶応義塾大法学部政治学科卒。同年朝日新聞社入社。宮崎、佐賀での勤務、西部報道センター経済グループ、東京本社経済部をへて2013年からメディアラボ。2014年~2015年米スタンフォード大客員研究員(研究テーマ:「人工知能と人間は、どちらがニュースの編集長としてふさわしいか」)。ビジネス開発のほか、フェイスブックを使った記者の生中継レポートなど報道の新しい形を模索してきた。2016年5月1日より現職。

松岡宗嗣(明治大学 政治経済学部 4年)
takeshitaオープンリーゲイの大学生。1994年、愛知県名古屋市生まれ。明治大学政治経済学部4年。2015年、LGBT支援者であるAlly(アライ)を増やす日本初のキャンペーン「MEIJI ALLY WEEK」を主催。




【UPDATE】イベントの開催場所を修正いたします。正しくは、トムソン・ロイター会議室(〒107-6330 東京都港区赤坂 5-3-1 赤坂 Biz タワー30階)にて開催いたします。(16/10/24 15:40)