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パリ同時多発テロから1年。スティング、惨劇の舞台に立つ「暴力は何も生まない」

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sting paris

「暴力は何も生まない」。11月12日、パリのバタクラン劇場を埋め尽くした観客に、歌手スティングは語りかけた。この土曜の夜は、90人が殺害されたパリ同時多発テロから1年となる日の前夜にあたる。

観客の中には、愛する人をテロで奪われた人も多い。約1時間のコンサートの前に、1分の黙禱を捧げた。

「僕たちは犠牲者を忘れない」。スティングはフランス語で言った。「今夜、我々が解決する2つの課題がある。まず、テロで命を失った人々を記憶し、敬意を示すこと。そして、人生と音楽を祝うこと」

夕方になり、バリケードや警官などの警備は厳重になった。多くの観客が、荷物検査や長い行列の様子をツイートした

「私は今夜、一人で来ました。あの夜の記憶が蘇ってきて、とても感傷的になっています」と、オーレリアン・ペラン(25)はAP通信に語った。「あのとき、私は、ちょうどバーの反対側に立っていました。以来、私がここに戻ってきたのは今夜が初めてです」

彼は彼の友人ニコラ・ベルティエが攻撃中に死亡したと述べた。

「あの日、終われなかったコンサートを、やっと終わらせることができる。だから私がここにいることは重要なのです」と彼は付け加えた。「それは私の友人の記憶のため、そして、亡くなった90人すべてのためです」

しかし、コンサートは新たな葉が茂ることを意味するものでもある。バタクラン劇場は内装をリニューアルし、新しいロゴとともに公式に再開した。

「襲撃を受けてから1年、バタクラン劇場が生き返ったことを、フランスと世界全体に示す」。バタクランのジェローム・ラングレ社長は言った

襲撃の後、スタッフ全員が、何があっても劇場を再開させることで一致していた。「しかし、あの忌まわしい夜を完全に消し去るために、場所を変更する必要があった」と、ラングレ社長はル・モンドに語った。

来年まで公演の予定がぎっしり入っており、チケットはオンラインでも購入できる

ハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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