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「この世界の片隅に」キネマ旬報で1位の快挙 アニメ映画で2度目

2017年01月10日 17時01分 JST | 更新 2017年01月10日 17時26分 JST
Kenji Ando

公開中のアニメーション映画「この世界の片隅に」が1月10日、映画専門雑誌「キネマ旬報」が選ぶ2016年のベスト・テンで日本映画の作品賞を獲得した。アニメが作品賞を獲得するのは1988年の「となりのトトロ」以来2度目の快挙となった。また、片渕須直監督はアニメ作品では史上初となる日本映画監督賞を受賞し、W受賞となった。

同作品は戦時中の広島県呉市を舞台に、前向きさを失わず、たくましく「普通に」生きた主人公「すず」とその家族を描いた作品。すずの声を女優・のんさん(能年玲奈から改名)が演じたことでも話題となっている。

同作品は2016年11月12日の封切り時点で、上映館は63館のみでスタートしたが、「感動した」と絶賛する声がSNSなどの口コミで広がり、上映館は徐々に拡大。現在は177館で公開されている。

1月8日までの累計動員は約75万人、累計興行収入も10億円を突破。全国映画動員ランキング(興行通信社調べ)では10位に入り、9週連続TOP10入りとなっている。

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キネマ旬報ベスト・テンとその他の受賞者は以下のとおり。

【日本映画】

1:この世界の片隅に

2:シン・ゴジラ

3:淵に立つ

4:ディストラクション・ベイビーズ

5:永い言い訳

6:リップヴァンウィンクルの花嫁

7:湯を沸かすほどの熱い愛

8:クリーピー 偽りの隣人

9:オーバー・フェンス

10:怒り

外国映画

1:ハドソン川の奇跡

2:キャロル

3:ブリッジ・オブ・スパイ

4:トランボ ハリウッドに最も嫌われた男

5:山河ノスタルジア

6:サウルの息子

7:スポットライト 世紀のスクープ

8:イレブン・ミニッツ

9:ブルックリン

10:ルーム

監督賞:片渕須直(「この世界の片隅に」)

脚本賞:庵野秀明(「シン・ゴジラ」)

主演女優賞:宮沢りえ(「湯を沸かすほどの熱い愛」)

主演男優賞:柳楽優弥(「ディストラクション・ベイビーズ」)

助演女優賞:杉咲花(「湯を沸かすほどの熱い愛」ほか)

助演男優賞:竹原ピストル(「永い言い訳」)

新人女優賞:小松菜奈(「溺れるナイフ」ほか)

新人男優賞:村上虹郎(「ディストラクション・ベイビーズ」ほか)

外国映画監督賞:クリント・イーストウッド(「ハドソン川の奇跡」)