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「トランプ大統領にイギリス公式訪問させるな」180万以上の署名を受け、議会で討論

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イギリス議会でトランプ大統領の公式訪問の撤回を協議する間、抗議デモをする市民

イギリスの下院議会で2月20日、アメリカのドナルド・トランプ大統領の公式訪問の撤回をめぐり討議した。

テリーザ・メイ首相は、1月27日にホワイトハウスでトランプ氏と会談した際、年内に国賓としてトランプ氏をイギリスに招待すると伝えた。その後、「トランプ大統領を今すぐにでも迎えるべきだ」と発言して物議を醸した。

議会には公式訪問の撤回について2月19日時点で180万を超える署名が集まり、議会で取り上げるために必要な10万の署名をはるかに上回った。

署名の嘆願書には、「トランプ大統領を公式訪問させるべきではない。エリザベス女王に恥をかかせることになる。トランプ大統領は女性蔑視で知られており、下品だ」と書かれている。

議会ではメイ首相を支持する与党・保守党が「アメリカ国民は投票でトランプ氏を選んだ。いい加減トランプ大統領を認めるべきだ」と、トランプ氏の公式訪問を認めるべきだと主張した。一方野党側は「大統領就任から7日しか経っていない時点で招待したのは間違いだった」と、メイ首相の対応を非難した。

ロンドンのサディク・カーン市長は、公式訪問反対の嘆願書に賛同した。AP通信によると、イスラム教徒のカーン氏は19日、トランプ大統領は「イスラム教7カ国からの入国を禁止し、アメリカ合衆国に難民を入国させない決定をしたため、大統領の公式訪問は拒否すべきだ」と述べた。

「こうした状況でレッドカーペットは敷くことはできない」と、カーン氏は語った。


イスラム教7カ国からのアメリカへの入国・移民禁止に抗議する人々。1月30日、イギリス首相官邸の外で、予定されているドナルド・トランプ大統領のイギリス公式訪問の取り消しを求めた。ANADOLU AGENCY VIA GETTY IMAGES

外国首脳のイギリス公式訪問は、エリザベス女王が主催し、数日にわたって華やかで厳粛な慣例行事がある。イギリス陸軍のベテラン連隊が付き添う馬車でバッキンガム宮殿に向かい、祝砲が撃たれ、貴賓客が集うバッキンガム宮殿で公式晩餐会が催される。

女王エリザベス2世の在位中、12人のアメリカ大統領が誕生したが、イギリスを公式訪問したのは2人だけ。2003年にジョージ・W・ブッシュ大統領、2011年にバラク・オバマ大統領が訪問している。


2011年5月24日、ロンドンのバッキンガム宮殿で開かれた国賓晩餐会で乾杯するエリザベス女王とバラク・オバマ大統領(左)。オバマ大統領はその日、バッキンガム宮殿で王室の歓迎を受けた。公式訪問は2日間で、アメリカ合衆国とイギリスの「特別な」関係の持続を確かなものとする目的があった。

イギリス首相官邸の報道官は、タブロイド紙「ミラー」に「公式訪問には手順がある」と語った。

通商・安全保障大臣や政務秘書官、さらに、王室と首相から構成される公式訪問委員会が、通常、招待する指導者を推薦し、首相官邸とバッキンガム宮殿がそれに署名しなければならない。その後、政府が女王に代わって招待を承認する。

イギリス政府は今のところ、トランプ大統領の公式訪問を支持している。「イギリス政府は、アメリカ合衆国大統領の公式訪問を手厚く歓迎すべきだ。日程が決まり、調整が済めば、私たちはトランプ大統領を歓迎する」

ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。

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