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「生理痛が激しい、はっきり言う」生理休暇考えるイベント、企業の取り組みとは

2017年04月26日 17時19分 JST | 更新 2017年04月26日 17時56分 JST

女性の生理と働き方について考えるハフポスト日本版主催のイベントが4月25日、東京都港区であり、約20人の女性読者らが聴き入った。

「女性のカラダについて、もっとオープンに話そう」をテーマにハフポストが取り組む企画「Ladies Be Open」の関連で開催された。

前半は、生理休暇を取りやすい職場づくりを進め、ハフポストも取材した恋愛・婚活マッチングサービス「Pairs」を運営する会社エウレカ(東京)の女性幹部と社員計3人に対し、竹下隆一郎・ハフポスト日本版編集長が質問した。

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左から西川順さん、白鳥あずささん、岡本玲美さん、竹下隆一郎

まずはじめに、エウレカの副社長、西川順さんが生理休暇の仕組みを整えたきっかけについて説明した。「私自身、生理のときにメンタルがひどくなり、感情のコントロールができずに困っていた。共同創業者の赤坂にいらいらをぶつけて、けんかして。あとで仲直りしないといけなくて、効率が悪い。痛みが激しいときは何も考えられない。だったら無理して会社にいるより1日休んでいた方がパフォーマンス(生産性)が上がると思った」と話した。

また、西川さんは「病気や生理は仕方のないことなのに、日本の企業では、社員は風邪をひいても出社する。本人も大変だし、他人にもうつしてしまいますよね」と、日本の企業文化にも疑問を投げかけた。

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西川さん

人事企画担当の岡本玲美さんは、社内で生理休暇の制度が整備されていった過程を紹介。かつてはメールで申請するなどの手続きが必要だったのが、今は簡略化され、女性用トイレには生理用品を置くようになったという。

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岡本さん

エウレカは社員の6割が男性という。竹下が「男性の上長には相談しにくい?」と質問すると、西川さんは「『今日は生理痛が激しい』とか、『打ち合わせの時間ずらして』とかはっきり言うようにしています。女性が言わないと男性にわかってもらえない」と答えた。

竹下はさらに、「男性からは聞きづらいところがある。セクハラとか言われたりしないか」と問うと、生理休暇をよく利用するという社員の白鳥あずささんは「上長にはどーんと構えていてもらえると、こちらも言いやすい」とアドバイスした。

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白鳥あずささん(左)と竹下

イベントの後半では、来場者が西川さんらに質問。就職活動中という女子大学生が「産休や育休をアピールする企業はあっても、生理休暇について説明してくれる会社がない」などと相談すると、西川さんは「働きたい会社が女性をどう扱っているのか、私だったら直接人事に聞いてしまう」と答えた。

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来場者の質問に答える西川さんら

別の女性は「生理休暇を取って仕事ができない場合、担当社員やマネジメントする側はどうしているのか」と聞いた。白鳥さんは「自分しか知らないという仕事を少なくして、いつでもほかの人ができるようにしている」。西川さんも「チームでサポートする態勢ができていて、突発で病気などになったときには上長やほかの社員がカバーできるようにしている」と話した。

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西川さんらの話に聴き入る来場者たち

質疑の中で、西川さんは「生理に限らず、自分が分からないことを体験するのは重要。例えば子育てと仕事の両立の大変さを理解してもらうために、子どもがいない社員に実際に体験させることも将来的には考えている。企業がやるべきなのか、という議論もあるが、今の日本社会だと国などがやるのを待っているより、会社がさっさとやった方が早い」と述べた。

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ハフィントンポストでは、「女性のカラダについてもっとオープンに話せる社会になって欲しい」という思いから、『Ladies Be Open』を立ち上げました。

女性のカラダはデリケートで、一人ひとりがみんな違う。だからこそ、その声を形にしたい。そして、みんなが話しやすい空気や会話できる場所を創っていきたいと思っています。

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