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日馬富士、引退会見で何を語った? 「叱ったことが彼を傷つけ、世間を騒がしてしまった」

貴ノ岩への暴行問題の責任をとる形で、日馬富士が引退を決断した。

2017年11月29日 14時50分 JST | 更新 2017年11月29日 14時56分 JST
時事通信社
引退記者会見の冒頭、頭を下げる横綱日馬富士(手前)。奥は師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)=29日、福岡県太宰府市

暴行問題の責任をとるため引退を決断したモンゴル出身の大相撲横綱・日馬富士(33、伊勢ヶ浜部屋)が11月29日、福岡市内で引退会見を開いた。

日馬富士は冒頭、「横綱の責任を感じ、本日をもって引退させていただきます。国民の皆様、相撲ファンの皆様に大変ご迷惑をお掛けしたことを心から深くおわび申し上げます」と謝罪し、約20秒に渡って深々と頭を下げた。

日馬富士は、同じくモンゴル出身の平幕・貴ノ岩(貴乃花部屋)への暴行事実を認めているが、その全容は解明されていない。

警察の捜査が進む中引退を決意した理由について、「親方と話して、横綱としてやってはいけないことを自分がやってしまった」と説明。「場所中だったため、頑張っている力士たちに頑張ってほしいということから本日になりました」として、11月29日に引退届を提出したと報告した。

また、暴行に至った理由については「先輩の横綱として、礼儀と礼節がなっていない時にそれを教えるのが義務だと思っている」と釈明。その上で、「叱ったことが彼を傷つけ、世間を騒がし、相撲ファン、協会、後援会の皆さんに大変迷惑をかけてしまうことになってしまった」と反省の言葉を語った。

ファンに対しての思いを問われると、「相撲を通じて縁があった方々、そして私たちを支えてくれたファンのおかげで、75代横綱になることができました。私は日本を愛しています。ファンの皆様に心からお詫び申し上げたい。そして心から感謝、感謝を申し上げたいです」と述べた。

引退会見に同席した師匠の伊勢ヶ濱親方は、今回の問題について「やった事実はあるわけなので、横綱として責任は取らなければいけないという話をした」と説明。

伊勢ヶ濱親方によると、日馬富士が酒に酔って乱暴を振るう姿は見たことがないという。「横綱という名前を汚すことはあってはいけないことで、その意味では私の指導不足もあるが、本人が社会貢献なりなんなり、頑張っていけばいいのではないか」と語った。

日馬富士のプロフィール

本名ダワーニャム・ビャンバドルジ。1984年4月14日、モンゴル・ウランバートル市生まれ。身長186cm、体重137kgの日馬富士は、小兵ながら鋭い出足を武器に、2012年秋場所後に第70代横綱に昇進した。これまでに9度の優勝を果たしている。