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ボランティアで勉強会を運営? 「育休プチMBA勉強会」運営メンバーに聞いてみた

育休中にじっくり考えたり、チームで働くことを経験するのは、時間の使い方や育児・家事の分担方法を考えるきっかけにもなりそうです。

2017年10月09日 09時39分 JST | 更新 2017年10月09日 09時39分 JST

「せっかくの育休中、何か学びたい!」という人たちの中で関心が高いプログラムが「育休プチMBA勉強会」。

赤ちゃん連れでも安心の環境で、育休中のママが組織で活躍するために必要な「マネジメント思考」をケースメソッドで学ぶ勉強会です。(LAXICでの過去記事はこちら

実はこの育休プチMBA勉強会、参加者だけではなく、運営も育休中のママが中心となって行われており、現在は、静岡県立大学経営情報学部講師・株式会社ワークシフト研究所所長の国保祥子さん監修のもと、勉強会に数回出席した育休者の中からボランティアの運営チームを結成しているそうです。

今回は監修の国保さん、運営メンバーの皆さんに、勉強会の運営についてお聞きしてきました。

ボランティアで勉強会を運営するってどういうこと?

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webミーティングの様子

まずは監修の国保さんに勉強会の運営の仕組みについてお聞きしました。

「育休プチMBA勉強会」を継続して開催するための仕組みとして、監修の国保を含め全員無償のボランティアによる運営という形をとりました。運営チームの皆さんの労働力の対価は運営経験という学習機会になります。運営がボランティアだから、勉強会の参加費を抑えることができ、たくさんの方に参加してもらうことができます。運営チームは「育休期間を復職準備時間」として捉え、1日の作業時間も1時間と限定し「制約を持って働く」実践的な学習の場になっていて、お子さんの病気などで急遽休むことになってもサブ担当のチーム員がフォローするなど、業務が滞らないような仕組みになっています。

また、webミーティングやクラウドでのファイル管理などを使い、基本的にリモートワーク、かつ限られた時間内で成果にコミットしながら勉強会を成功させるという活動ですので、復職後の働き方の参考にもなると思います。

なぜ運営チームに参加した?

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運営チームの皆さん 前列右端は監修の国保さん

続いてなぜ運営チームに入ろうと思ったのか運営チームのメンバーにお聞きしました。

T.Nさん

育休中に苦手なこと(=人前で話すこと)にチャレンジすることで、自信をつけたいと考えていました。また、職場復帰の練習(仕事の練習/夫との協力の練習/自身の仕事&育児のバランスの取り方の練習)をしたかったのも理由です。勉強会に参加した際、育休プチのビジョンに強く共感するとともに、モチベーションの高いママがたくさんいて感動し、私もできるかも!? 挑戦したい! と思いました。

M.Mさん

とにかく子ども中心の生活から抜け出したく、児童館以外で何かしら大人と関わる機会を探していました。完全に育児脳になっていたので、復帰に向けて育児以外に頭を使いたかったのも理由です。せっかくなので専門分野以外の仕事(?)をしてみたいと思い参加しました。勉強会に3回ほど参加した際、運営メンバーの人たちが楽しそうにしていたのも決め手のひとつです。

A.Uさん

夫の海外赴任に帯同することを決めており、今後のキャリアをどうしようか迷っている中、運営チームに参加することで、もしかしたら会社に対して、時間や場所など様々な制約の中でも、事業を推進できるというやり方を示せるかもしれないと思いました。また、自主的にお互いに学びあえるコミュニティをもっと広めたいとも考えていました。近くの児童館ではなかなか出会いないような方々との出会いも魅力的でした。

R.Mさん

第一子の妊娠中に体調を崩し、そのまま長期に渡って休職した後、復職するも、脳みそが鈍りきっていてロクに仕事ができなかった上、復職直後にリアル保育園難民になったり、流産したりといった困難が降りかかってえらい目にあったので、今回の第二子育休は復職したら即戦力になれるよう準備しようと思ったからです。

皆さん、復職後のことを想定し、運営チームの活動を通じて新しいことに挑戦したり、仕事の仕方や育児・家事と仕事のバランスを考えたりしたいと思っていたようです。中には1回目の復職時の経験から参加を決めた方も。

また、同じ目標を持つ仲間との出会いも魅力的に感じているようです。

チームで勉強会を開催してみてどうだった?

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勉強会の様子

「育休プチMBA勉強会」は、勉強会の議論を進行するファシリテーター、勉強会運営を統括するリーダー役、広報や財務管理など全て運営チームで行っています。

色々な経験をされたメンバーの皆さんにチームで勉強会を開催してみた感想を伺ってみました。

Y.Kさん(ファシリテーターを経験)

ファシリテーションはケースの登場人物を俯瞰して見るからこそ多角的な発見があり、勉強会参加者として参加することより、より客観的に状況を見つめることができました。その結果、自分自身の課題を見つめる時間が増えました。そして当日は参加者への傾聴を特に意識した結果、事前に想定した考えとは全く違う意見もあり参加者とのディスカッションによる思考の深掘り、課題発見に驚きました。何よりもリフレクション(振り返り)の重要性を身を以て感じました。

Y.Tさん(サブリーダーを経験)

他の運営メンバーの行動力にとても刺激を受けています。今までの自分がいかに受け身だったか、自分にできることは何なのか、を考えながら行動するようになりました。サブリーダーの役割についてブログを書いた際に、自分では普通だと思っていた言葉の表現が、人によってはそうではないと言うことを知りました。言葉の使い方、表現力、語彙力を鍛える必要があると気づきました。それからは何気なく見聞きしていた言葉にも敏感になり、自分の考えを適切に言語化するトレーニングを脳内で行うようにしています。

Y.Kさん(運営チームで広報、新規配信を担当)

予算の制限以外はほとんどなく、トライアンドエラーさせてもらえるのは本当に面白かったです。職種はエンジニアだが、やりたいことや試したいことがありすぎて、稼働が足りませんでした。それこそ、復職のトレーニングで、限られた時間の中でどれだけの成果を出すのかということであると痛感しました。投資(家事サポートなど)や夫との分担見直しが事前にできて本当に良かったです。

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ディスカッション風景

育休中にじっくり考えたり、チームで働くことを経験するのは、仕事復帰後の良いトレーニングになるだけではなく、時間の使い方や育児・家事の分担方法を考えるきっかけにもなりそうです。育休中にマネジメント思考を身につけ、限られた時間内に効率的に成果を出すことのトレーニングをしたいと考えている方にぴったりのプログラムと言えそうです。

【育休プチMBA勉強会】

https://www.facebook.com/ikukyu.mba/

https://ikukyumba.wordpress.com/

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