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ママから「クソババア」に変わる日!? 社会人の息子にその心理を聞いてみた

2017年06月11日 16時24分 JST | 更新 2017年06月11日 16時24分 JST

今はかわいく「ママ〜」と呼びかけてくれる愛しいわが子に、いつの日か「クソババア」と呼ばれるときがくるかもしれない...... なんて、想像できますか?もちろんそんなこと言わない子もいますが、いずれ多くのママが経験することでしょう。

クソババア。

そんなこと言われたら絶対許さない! と今、思いませんでしたか? 私も長男が小学生くらいまでは、先輩ママのクソババア体験談を聞きながら「私だったら絶対許さないけどな」と内心思っていました。

「クソババア」と初めて言われた日の衝撃

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今は社会人になった長男に初めてクソババアと呼ばれたのは、彼が中学生の頃でした。朝、何度起こしても起きてこないので怒鳴りつけたら「うぜー、クソババア」と言ったのです。その日は怒髪天を衝く、という状態でした。

しかし、慣れとは恐ろしいですね。そのうちに怒りはどうでもよくなり、なぜ長男が意味不明な行動をするのか理解したいと「一体何が気に入らないの?」と何度も尋ねました。

その度に返ってくる言葉は「うるせーよ!ババア」。年がら年中クソババアと言われるので、次第に私の反応も「はあ、そうですか」と薄くなり、「子どもが親をクソババアなんて呼んだら絶対許さない」と胸を張って育児論を披露していた不肖ワタクシ、さっさと挫折致しました。

ママ友同士で話してみると、うちの子だけが特別というわけでもなさそう。この頃はママたちが集まると「15歳ってわからない」「本気で殴りたくなるよね!」と愚痴の言い合いになったものです。

しかも、私の味方をしてくれるはずの夫に、この不満をぶちまけたところ、「あっはっは、オレも昔、お袋に『ババア、うるせー』って言ったな~、俺って親不孝者だなぁ」なんて、なんとも呑気な事を言うのですから......

何度も来てはあっという間に過ぎる反抗期

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子どもの反抗期はたくさんあります。早ければ2歳前から、だいたい3歳くらいで、いわゆる「イヤイヤ期」がありますね。それから5歳くらいでもプチ反抗期があるし、小学校3年生から4年生はギャングエイジと呼ばれる難しい時期です。

さらに、思春期の反抗期たるや、子どもの性質にもよりますが多くの親が苦労します。

あるとき、先輩ママが「反抗期が来たときこそ、赤ちゃんや小さい頃のビデオを見せてあげるのよ!」と私にアドバイスしてくれました。

だけど、子どもはそんなビデオを見たがったりしません。可愛かった幼児の頃のビデオを見て「あの頃は良かったわ~」と泣いているのはこっち、親の方なんですから始末におえません。

なお、このクソババアと呼ばれる時期ですが、中学時代がピークですね。一部、高校生になっても続きますが、まずほとんど大学生の年代になると落ち着きます。

これ、男の子だけの現象と思っているかもしれませんが、女の子でも同じような暴言を吐く場面は多々あります。子どもによっては、「ふーん」と鼻をならし親の言葉を完全にスルーする態度をとる時期があります。

特に女の子は父親に対して、こうした態度をとる事もあるので、今から「嫁に出したくない」なんて思っているパパたち、一応の覚悟はしておきましょう。

しかし、それらもすべて一時のこと。いずれ終わります。

しかも本人たちにとっては「そんなこともあったっけ?」程度のことです。我が夫がいい例ではありませんか!

「あっはっは、オレも昔、お袋に『ババア、うるせー』って言ったな~」ですから...... クソババアと呼ばれる時期がきても、あまり思い詰めないでくださいね。

「クソババア」は成長のステップ

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この記事を書くにあたり、長男に当時のことを聞いてみました。すると、「クソババア? ああ、言ったね」のひと言で会話が終わりました。

しつこく「なんで、クソババアなんて言ったのよ」「はぁ?」「だ・か・ら、なんで、クソババアってあの頃よく言ってたの?」と問い返していると、ウンザリした顔で「別に意味なんてない。お袋がアレコレ言うのがうざかっただけ。第一、お袋に何かわかって欲しいとか思ってないのに、どうしたの、どうしたのってしつこかったでしょ」と言い、ついでのように「今でもお袋、時々しつこい!」と言い放ちました。しつこいのは、知りたいから、なんですけどね......

長男が思春期の頃、彼の姿がまったく捉えられず、不安と心配で一杯でした。だから、執拗に問いただしたくもなった。

そういえば、今だって小学生の次男に何かといえば「どうしたのよ?」と聞いています。次男にクソババアと吠えられる日も、どうやらそう遠くはなさそうです。

思い返してみると、なるほど、長男は何度か私に対する呼び方が変化しています。要するにこれは、ママから始まる「五段活用」みたいなものなんですね。

ママぁ~(甘え声)

お母さん(ママと言うのが恥ずかしくなってくる)

クソババア!(はい、反抗期キター!)

母親(少し落ち着いてくると第三者的な言い方をしたくなるらしい)

お母さん(一巡して戻る)

お袋(年齢と共に、今度はお母さんも恥ずかしくなり、お袋親父、と変化していく)

ママからの五段活用は、成長のステップとも言えるのでしょう。

子育ての壁を支えるのは、毎日の些細な思い出

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とはいえクソババア、と実際呼ばれると、そうは簡単に怒りは収まりません。それでも、小さかった頃の子どもの姿が親の心を慰め、「まぁしょうがないか」とあきらめ半分に納得もします。

例えば、とあるママ友の体験談。イライラして中2の娘を怒鳴りつけたら「ママ、生理~?」と短く言われて、余計にカッときて激怒したといいます。

激怒したまま、仕事をしようとしてパソコンを開いた瞬間、壁紙に使用している娘が赤ちゃんの頃の写真を見て、一気に怒りが冷めたそうです。

同時に「あの頃、可愛かったな~」「母乳出なくて大変だった」「保育園の最初の日、ママ!ママ!って泣いて辛かったっけ」...... 娘との歳月に思いをはせ、「成長したってことか」と、ひとり納得したそうです。

子育ての壁にぶつかったとき、怒りがある程度おさまったら、ふと頭によぎる幼かった子どもとの日々。スライドショーのように浮かび上がり、「ウチの子も大きくなったんだ」とつぶやいて諦めまじりのため息が漏れる......

私の場合は思い出が支えてくれました。

夫婦だって、思い出に支えられている部分が意外と多くありませんか? あの頃のこの人のあの言葉。思い出は、色々な場面で大きな支えになってくれます。

だからこそ、わが子との思い出をたくさん作っておきましょう。特別なことをする必要はありません。ひとつずつ、日々の出来事を心の中にメモしておいて下さい。それが、いつか、大きな反抗期が訪れた時に、あなたを強く支えてくれます。

クソババア、上等です。追い泣きしてトイレのドアをガンガン叩いていた君が、「クソババア」と言って私を突き放せるほど、大きくなった。そこまで育てたのですから。

その日が来る前に、今日の一日をどうか大切な思い出にして、たくさんたくさん貯金しておいて下さいね。

【ライター 大橋 礼】

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌! 本とお酒があればよし。

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