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即時抗告へ。弁護団にとって「まさか」の裁判所の決定だった。元裁判官も異例の声明を出し、再審の扉を開かなかった裁判所の判断を批判した。
原口さんは、鹿児島県内の入院先で車いすに座り、支援者とともに連絡を待つことになっている。
40年あまりにわたって無実を訴える大崎事件。再審無罪を目指し闘ってきた原口アヤ子さんは6月に94歳に。4回目の再審請求が始まっているが、背水の陣で弁護団が臨む今回は、「文字を空間に起こす作業」で供述などの矛盾点を明らかにした。
堅牢な制度との戦いーー。鴨志田弁護士の心にはいつも、「あたいはやっちょらん」と40年あまり訴え続けている原口アヤ子さんがいる。毎日、落ちていく命の砂時計を見ながら「一日でも早く」と再審無罪をめざす。