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むしろ増えている保育園待機児童数:研究員の眼

2016年09月27日 16時10分 JST | 更新 2016年09月27日 16時10分 JST

都市部に集中する一方、待機児童ゼロの地域も。地域差をならす検討が有効。

待機児童の推移

「保育園落ちた」ブログでも大きな社会問題となった待機児童問題。政府で保育園の整備が進められる一方、待機児童は解消されず、最近では、むしろ増加傾向にあります。

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待機児童マップ

アベノミクスによる雇用拡大、女性の活躍促進策などにより、働く女性が増えているためでしょう。また、待機児童の大半は、東京を中心とした都市部に集中する一方、待機児童0で定員割れをしている地域もあります。

都市部では保育士・保育園用地不足が深刻化しているため、地方からの保育士の呼び込み、あるいは、若年世帯の地方移住など、地域差をならすような検討も有効でしょう。

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レポート詳細はこちら

データで見る保育園待機児童問題-潜在待機児童や地域差を考慮した政策を

(資料) 厚生労働省「保育所等関連状況取りまとめ」(平成28年4月1日)」

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(2016年9月23日「研究員の眼」より転載)

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株式会社ニッセイ基礎研究所

生活研究部 主任研究員

久我 尚子