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こだわって作られた"深み"は、効率を凌駕する

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「これ、知ってます?」。ここ数年、口コミで商品を教えてもらうことが増えています。

先日は、ショールームで接客をしているときにお客様から食べ物の情報をいただきました。

そこから見えてくるのが、こだわって作られた深みのあるものは、効率的に集客を図らずとも、人々の心を引き寄せる磁石のような力を持っているということです。

■深層で通じ合う、フェアとオーガニック

私が運営しているファクトリエは、細部に工夫を行き届かせたものだけを作り、販売しています。銀座にオフィスやショールームを構えているのも、それぞれに美意識を持った個性豊かな店がたくさんある場所だから。

そこに魅力を感じていただけるお客様は、ファクトリエに限らず、元来こだわりのあるものに惹かれる方と思っています。

そして、こだわったものを発信している側の方であれば、きっと自分の好きなものにも共感してくれる。

そういった「類は友を呼ぶ」意識があるからこそ、私に色々なものを勧めてくれるのでしょう。

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勧められる食べ物にはある特徴があります。それはオーガニックや自然に関連するものが多いこと。

特にオーガニックが好きだと公言しているわけではありませんが、不思議と体に良いものばかりが口コミで伝わってくるのです。

ファクトリエのビジネスには、製造現場にとってアンフェアな流通構造を見直し、少しでも社会をフェアにしたいという側面があります。

フェアとオーガニックは表面的な意味こそ違いますが、広義で解釈すると、共通するものがあるのでしょう。

ソーシャルやラブといった言葉も同類項として括れるのかもしれません。

■買いにくくても、商品が欲しくなる

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(無農薬栽培11年、群馬県北群馬郡で梅干を作る森島漬物・森島さん)

商品を教えてもらった後はWebで調べてみるのですが、店によっては買い物カゴがなく、電話やFAXでしか購入を受け付けていなかったり、注文から届くまでに時間を要したりするケースもあります。しかしそこで「じゃあ買うのを止めよう」とは思いません。

購入しづらく、注文のフローが分かりにくくても、商品が欲しいという思いの方が上回るのです。

商品の予備知識があった上でアクセスしていることも影響しているかもしれませんが、深みのあるものを作っていることがHP全体からひしひしと伝わってくる。

洗練や効率という観点から見ると優れているわけではないのですが、むしろそういった不器用なところまでも個性に思えてきます。

■お気に入りの商品をご紹介

ここでいくつか、最近私が特に気に入っている商品をご紹介したいと思います。

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まず、島根県の中山間の小さな集落にある宮内舎の『玄米麺』。

再生利用した耕作放棄地の玄米から麺を作っており、小麦アレルギーの方でも食べることができます。

食生活をグルテンフリーにしたいけど、美味しい蕎麦やパスタが食べたい。そんな方にオススメの一品です。

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大分県国東市のくにさき農未来が作っている『こめろに』も、グルテンフリーを後押しする一品。その名の通り、米で作ったマカロニには肥料や農薬も使われておらず、化学物質過敏症の人も安心して食べることができます。

それ以外にも、宮崎市の洋菓子店『en haut アンオー』など、思わず唸ってしまうような食べ物を提供しているお店はまだまだあります。

「六本木 与太呂」のれんこん菓子『う八の叵(うはちのは)』や、八丈島のジャージー牛から採れる牛乳を原料にした『八丈島ジャージープリン』などは、お土産にも最適です。

■いいものとの出会いは、旅の醍醐味

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食べ物に限らず、服であったり、雑貨であったり、家具であったりと、日本にも世界にもいいものは無数にあります。いいものと出会えるのは、旅の醍醐味。心がオープンになっているときほど、何かと引き合いやすくなるような気がします。

GW、どこかに旅行される方は、心赴くままに色々なお店に立ち寄ってみてはいかがでしょう。そこで出会った心惹かれるものは、きっと誰かに伝えたくなるはずです。