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膵臓がんと告知されたお母さんの日記(第4話:「息子の運動会に、思うこと」)​

2017年07月24日 23時54分 JST | 更新 2017年08月07日 18時26分 JST

不定期でブログを投稿させていただきます、西口洋平と申します。

妻と小学生のこどもを持つ、一般的な37歳男性です。

「ステージ4のがん」であることを除いては。

がんだと宣告されたときに、おぼえた孤独感。仲間がいない。家族のこと、仕事のこと、お金のこと...... 相談できる相手がいない。同じ境遇の人が周りにいない。ほんとにいなかった。

それなら自分で仲間を募るサービスをつくろうと、ネット上のピア(仲間)サポートサービス「キャンサーペアレンツ~こどもをもつがん患者でつながろう~」を、2016年4月に立ち上げました。

子どももいて、地元には親もいる。仕事やお金...... 心配は尽きません。

そんな僕みたいな働き盛り世代で、がんと闘う人たちをサポートしたい。そんな思いから、抗がん剤による治療、副作用と付き合いながら、仕事と並行して、地道に活動を続けています。

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取材記事

36歳の末期がん患者が、娘に残すために始めた「最後の仕事」

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膵臓がんのナオさん。

2015年6月にがん告知を受け、手術や抗がん剤治療を経験。2016年に再発し、抗がん剤、放射線など様々な治療を行うものの、現在は無治療で生活。小学校一年生の息子さんと旦那さんの三人暮らし。

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ナオさんがキャンサーペアレンツに登録したのは、2016年9月。

発信するのは苦手とのことで、キャンサーペアレンツに登録するまではブログや日記などを書いたこともなく。そんなナオさんの日記を、ご本人の了承のもと、これから一つずつご紹介をさせていただきます。

第1話はコチラから

第2話はコチラから

第3話はコチラから

※キャンサーペアレンツは、子育て世代・就労世代のがん患者のコミュニティであり、様々な社会的な接点の中で生きています。こども、家族、仕事、地域、普段の生活、将来への不安。がん患者への偏見や誤解など、まだまだ「がんと生きる」ということに対する理解が乏しいというのが実態です。キャンサーペアレンツでは、ここに集う方々の意見を『声』として広く世の中に発信し、がんに対する理解を広げ、がんになっても生きていきやすい社会を実現すべく活動を行っています。

■投稿日

2016年10月13日(木)

■タイトル

息子の運動会に、思うこと

■本文

キャンサーペアレンツの日記も、みなさん運動会の話題が多いですね〜!

「いいないいな〜」と思いながら読ませていただいていましたが、うちも先週末、息子の保育園の運動会に行ってきました!

正直、4月に再発がわかったときは、「運動会や息子の誕生日(11月)は難しいだろうなぁ」と思っていました。でも、行けた。しかも元気に、行けた!このヨロコビは大病を患った人にしかわからないかもしれませんね。笑

子どもの行事って、闘病を続ける上で大きな目標のひとつですね。プレッシャーでもあるけど、これがあるから生きていられるのかなとも思います。相変わらず白血球/好中球の数値がやばいので、いつ入院かと当日までヒヤヒヤしていましたが。。。

息子は年長さん、保育園最後の運動会です。

年長さんは毎年バルーンや鼓隊など、運動会のメインとも言えるプログラムを担当します。もちろん簡単にクリアできないよういろんな課題が盛り込まれているため、先生方の厳しい指導のもと、保育園でもひたすら特訓の日々だったようです。

息子は鼓隊でシンバルを担当することになりましたが、ひとり(!)最前列(!)ソロあり(!)の恐ろしいパート。。。練習開始当初はまったくリズムが掴めず、自信を失いお風呂で号泣することもしばしば。遊ぶのを我慢し、家でも練習を繰り返す姿に「おっきくなったなあ」とこっそり涙したり......

そんな姿を見ていたので、当日親は内心ヒヤヒヤものでした。しかしまあ、子供というのはたくましいもので、落ち着いてしっかり前を向き、間違えずに演奏していました。

各学年ひとクラスだけの保育園で、小学校は6校に別れてしまうため、赤ちゃんの頃からずっと一緒のお友達の成長にも涙なみだ。年長保護者みんな近くで見ていたのですが、パパもママも全員号泣!笑

バルーンも、リレーも、『はじめのことば』もすべてが素晴らしく(親ばか)、生きてて、これが見られてよかったな、って思いました。

できるならば、もっと生きたい。

小学校の運動会も中学校の運動会も見たい。

どうしてそれが叶わないのだろう。

みんなは見られるのに、どうして私だけ見られないのだろう。

他の子供達はみんなお母さんに見に来てもらえるのに、どうしてうちの子はそれすら叶わないのだろう。

見られた喜びとともに欲が出て、いろんなことを考えてしまいました。

でも、来年の運動会を見られたらどんなにいいだろう......

がんは努力でなんとかなる病気ではありませんが、来年の運動会を目標に治療をがんばろう!と思いました。

生きてるってスバラシイな〜。

なんで健康なときにはこのことに気づかなかったのかな。

でもとりあえず、ひとつの目標をクリア!

次は息子の誕生日にUSJに行くのが目標です(^_^)

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(第5話へつづく)

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