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「熱」を以て「暑」を制す!夏バテを吹き飛ばす韓国料理

2015年08月11日 22時35分 JST | 更新 2016年08月10日 18時12分 JST

皆さん、こんにちは。

韓方美容家のユヒャンでございます。

今日は「暑い」夏にこそ食べてもらいたい「熱い」韓国料理の紹介です。

暑い季節に熱い物を食べることで夏バテも防止することができる、という考えがお隣の国韓国にあるのをご存知でしょうか? 今回は夏バテを吹き飛ばす韓国の滋養食についてご紹介します。

韓国版「丑の日」である「ポンナル」とは

韓国にも夏バテを防いで夏を健康に乗り切るために栄養食を食べる「ボンナル(伏日)」と言う習慣があります。日本で言う「丑の日」のことを言うのですが何と韓国では3日「ボンナル」が存在するのです。

「ボンナル」は夏至以降、陰陽五行よって10日間隔で決まります。2015年は、初伏は7月13日、中伏が7月23日、末伏が8月12日となります。その日には主に「サムゲタン(参鶏湯)」を食べます。「サムゲタン」とは丸一匹の若鶏のお腹にもち米・ナツメ・にんにく・高麗人参などをつめ2時間近くじっくりと煮込んだ韓国の代表的なスタミナ料理です。

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(高麗参鶏湯にて(韓国))

お店によって高麗人参酒をサービスしてくれる店があります。食前にぐいっと人参酒を飲んでからのサムゲンタンは体中が熱くなり、疲れやだるさはどこかに飛んで行きそうな気持ちになります。

夏バテは「熱い食事」で吹き飛ばす「以熱治熱」とは!?

韓国語の「以熱治熱(イヨルチヨル)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?これは、「熱を以(もっ)て、熱を治す」という意味で、汗をダラダラ流しながら熱い料理を食べて、暑さから来る食欲不振やだるさを吹き飛ばすと言う意味です。参鶏湯だけではなくへムルタンも夏バテを防ぐ熱い韓国料理の一つです。へムルタンとは新鮮な魚介類と野菜やニンニクが、たっぷり入った海鮮鍋のことです。へムルタンに入っているタコには良質な「タンパク質」や、栄養ドリンクでも使われている「タウリン」が豊富に含まれているのです。タウリンは、肝機能を活発にし、解毒作用を高めてくれるため、疲労を回復させてくれる働きがあると言われています。豪快な盛りつけの韓国海鮮鍋は最高の滋養食といえるでしょう。

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日本人に大人気な「タッハンマリ」も滋養食のひとつ

韓国語で「タッ」とは「鶏」、「ハンマリ」は「一匹、一羽」という意味で、日本語に直訳すると、「鶏一羽」という意味を持ちます。鶏一羽と韓方、にんにくをお鍋でグツグツ煮る鍋料理です。(鶏をまるごと一羽使うので、鶏の栄養たっぷりで「補身」)といって精力のつく料理としても有名です。私はこのタッハンマリが大好きでソウルに行く度に足を運びます。

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【丸ごと一匹食べるタッハンマリ(陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ・韓国)】

数種類の唐辛子と醤油、マスタードをからめた辛みのあるタレにホロホロのお肉をつけて食べると美味しくて頬が落ちます。「おいしい」と言う感情は体を健きにさせてくれますね。日本人観光客にも大人気な韓国料理のひとつです。

「鰻」も人気滋養食のひとつです

土用の丑の日と言えば日本では「鰻」を食べますが韓国でも鰻は滋養食としてよく食べます。

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韓国では鰻を素焼きにし、数種類の野菜と鰻と薬味を包んで食べるのですが、ここの薬味にでてくる生姜が甘酸っぱく鰻の美味しさを引き立て食欲をそそります。前菜にでてくる鰻の骨もカルシウムたっぷりで鰻を余すところなく食べることができます。

いかがでしょうか?

韓国には「薬食同源」という言葉が存在します。「食」も効果効能を知れば「薬」の様に健康を促すことができるという意味を言います。夏は室内は冷房による冷え、野外に出れば暑さで体調バランスを崩しがちです。こんな暑い夏だからこそ食材選択をしっかり心がけて健康に楽しい季節を過ごしていきたいですね。

皆さんも「暑い」夏に「熱い」料理一度召し上がってみてはいかがでしょうか。