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羽生結弦、金メダル フィギュア男子初【ソチオリンピック】

2014年02月15日 04時14分 JST | 更新 2014年02月16日 06時21分 JST

ソチオリンピックは2月14日(現地時間)、フィギュアスケート男子シングルのフリープログラムがあり、前日のショートプログラムで史上最高点となる101.45点をマークした羽生結弦が、2011―13年の世界選手権王者、パトリック・チャン(カナダ)を抑え、今大会日本初となる金メダルを獲得した。

フィギュアスケート男子シングルの金メダルも日本初。2位はチャン、3位はデニス・テン(カザフスタン)。町田樹は5位、高橋大輔は6位でいずれも入賞を果たした。

町田樹は18番目に登場、ショート11位からの逆転を狙ったが、最初の4回転トーループに失敗して転倒した。ただ、動揺を見せずに続く4回転トーループを決め、2回転トーループのコンビネーションを加えた。その後は高さのあるトリプルアクセル(3回転半)から3回転トーループへのコンビネーションとトリプルアクセルを成功させたほか、後半は4つの3回転ジャンプをいずれも成功させるなど、リズムを取り戻して軽快な演技を見せた。得点は169.94点でショートとの合計は253.42点となり、残り6人の演技を待った。

続く19番目はショート3位のハビエル・フェルナンデス(スペイン)。冒頭の4回転トーループ、4回転サルコーから3回転トーループへのコンビネーションをしっかりと決めた。ただ、中盤の4回転サルコーが1回転足りず、続く3回転ルッツも2回転になった。得点は166.94点で合計253.92点となった。

高橋大輔は、最初の4回転トーループの着地が決まらなかったが、その後は3回転ジャンプの連続を決めた。後半は3回転ルッツから3回転トーループへのコンビネーションのほか、3つの3回転ジャンプを安定して決め、笑顔でリンクを後にした。演技構成点が91点をマークしたもののジャンプのミスが響いて得点は164.27点、合計250.67点でこの時点で4位となり、メダル獲得はならなかった。

ショート1位の羽生結弦は冒頭の4回転サルコーで転倒したが、続く4回転トーループはきれいに決めた。ただ、次の3回転フリップでも着地でバランスを崩し転倒。中盤はトリプルアクセルから3回転トーループへのコンビネーション、トリプルアクセルと2回転トーループの連続技を決めたほか、後半は予定されていた3回転ループ、3回転ルッツもきっちりこなした。演技が終わった瞬間、歓声の中で氷に手を突き、観客席に敬礼した。得点は2点減点されたが178.64点をマークし計280.09点でトップに立ち、チャンの演技を待つことに。

パトリック・チャンは4回転トーループから3回転トーループへのコンビネーションを完璧に飛んだ。しかし続く4回転トーループの着地で手を突いたほか、トリプルアクセルでもバランスを崩した。中盤の見せ場となる3連続ジャンプのコンビネーションは、最後の3回転サルコーの予定が1回転少なくなった。後半、コンビネーションを含む3つの3回転ジャンプは落ち着いて成功させたが、最後のダブルアクセルでは着地で体勢を崩した。得点は178.10点で、計275.62点となり、羽生を上回れなかった。この時点で羽生の3位以内が確定した。

続くショート5位のペーター・リーベルス(ドイツ)、同6位のジェイソン・ブラウン(アメリカ)が羽生を上回らなかったため、羽生の金メダルが確定した。

町田は「パフォーマンス的にも最高のものはできませんでしたが、本当に多くのかけがえのない方々の支えがあって、僕をこの舞台に導いて下さった。本当に感謝しています。本当に、オリンピックはこうも大きい存在なのかと、舞台に立って実感しました。精いっぱいこの舞台を頑張ったつもりですし、貴重な経験をさせて頂きました。もっともっと自分らしくいいパフォーマンスをお届けしたかったので、正直すごく悔しいです。ここから多くのことを学んで次の一歩を踏み出したいと思います」と話した。

高橋は「出来としても成績としても満足のいくものではなかったですが、かなり厳しかった中で、自分自身精いっぱいはできた。これが実力なんだなと今日改めて感じた。たくさん日本からも応援来て下さいましたし、気持ちを込めて滑ることができた。気持ちだけはあきらめないようにと思っていたので、あきらめずにやってよかった。最高の演技を見せることができず、僕自身はすごく残念。3回のオリンピックはきついことの方が多かったけど、これが次につながる舞台だと思うので、いろんな思いがあったソチでしたが、自分にとって最高のソチだったと思います」と振り返った。

羽生は「緊張しました。オリンピックってすごいなと思った。結果としてすごいうれしいなと思う半面、自分の中では悔しいと思うところがあるので、金メダル取って言うのもなんですけど、やっぱり悔しいです。時間もあまりなくて、練習も朝早くからだったので、今回の試合で本当に緊張しましたし、その緊張の中でどれだけ自分の演技をできるようになるか、いい経験になった。(チャンの得点が自分を下回ったときは)とにかく驚きしかなかった。自分の演技が悔しかったので、うれしいとかそういう感情は本当になかった。明日金メダルを早く見たい」と述べた。