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【新国立競技場】ザハ・ハディド氏「失望しています」コンペ参加断念を正式発表

2015年09月18日 17時39分 JST | 更新 2015年09月18日 17時42分 JST
ASSOCIATED PRESS
Iraqi-born architect Zaha Hadid, who became the first woman to receive the Pritzker Prize for architecture, speaks to the media in St. Petersburg, Monday, May 31, 2004. The prize, architecture's most prestigious, US$100,000, was presented Monday to Hadid at the Hermitage Museum. The 26-year-old prize holds its award ceremony every year at a different building of architectural renown. (AP Photo/ Dmitry Lovetsky)

ザハ・ハディド氏と日建設計のチームが、新国立競技場のコンペの参加を断念する。9月18日、日建設計とザハ氏の事務所が発表した。これでザハ氏が新国立競技場の設計に関わる可能性は、完全になくなったことになる。

ザハ氏は2013年、安藤忠雄氏が審査委員長を務める新国立競技場の国際コンペで選ばれ、日建設計などと共同で設計を進めてきた。しかし、2015年になって建設費の高騰などを理由に、政府が7月に白紙見直しを決定。その後もザハ氏の事務所は「2年間の設計の積み重ねがある」などとして自らの優位性を主張し、日建設計と見直し後のプランを決めるコンペに参加する意向を9月7日に発表した。しかし、コンペは施工会社も一体となって応募する必要があり、締め切りの18日までに組む施工会社を決められず、参加を断念した。

新国立競技場の建設は、技術や資材・労務調達の面から、事実上、日本のトップ5社のゼネコンしか請け負えないというのが業界関係者の見方。中でも、見直し前に施工会社として決まっていた大成建設や竹中工務店は、資材や人員をすでに確保しているため、コスト面などで有利。その2社がザハ氏と日建設計のチームと組まなかったことが直接的な原因といえそうだ。

ザハ氏の事務所は「2年間の取り組みと投資によって積み重ねた、私たちの新国立競技場のデザインを、これ以上発展させることができず、失望しています」とコメント。

一方、日建設計は、「交渉の相手方があることなので、こちらから申し上げることはありません。ただただ、残念という思いです」とハフポスト日本版の取材に答えた。

新国立競技場、ザハ・ハディド案

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