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デパート1階の化粧品売り場、抵抗あるのは私だけ?

すっぴん日記 第17話

2017年11月13日 06時59分 JST | 更新 2017年11月18日 13時02分 JST

Arisa Ido

9月17日 日曜日  天気:雨 肌:しとしとしている

雨の中、銀座の街を歩いていた。

雨を避けようと、デパートの中に急いで入った。

そこには、よく見る光景が広がった。

大きな瞳で何かを訴えかける女性のポスターが並べられた化粧品売り場だ。

Getty Images/iStockphoto

化粧品売り場がデパートの1階にある理由を知っているだろうか。

ネットで幾つかの記事を読んでみると、大きく分けて2つの理由があるようだ。

1つは、消臭対策。化粧品売り場には匂いが強い香水も並んでいる。匂いがうまく逃げられるように出入り口が多い1階に置いているらしい。

もう一つの理由は、お客さんを集めるためだ。化粧品は、デパートのメインターゲットである女性が親しみやすい商品だ。おしゃれに敏感な女性の「必需品」でもある。

そこで、1階で女性の心をキャッチし、そのまま他のフロアへ誘導しているようだ。

しかし、私はデパートであまり化粧品を買ったことがない。ほとんどそのフロアをスルーして、別の目的地へ向かう。他の女性がどれくらい同じ行動パターンをしているのかはわからない。実際に、百貨店の売り上げが低調だと言われているが、化粧品はインバウンド需要もあり業績は好調だという

なぜ私が、デパートで化粧品を買うのをためらうかというと、理由は2つある。

1つは、単純に値段が高いからだ。デパートに並べられている商品はほとんどがハイブランドである。

広告費に莫大なお金をかけ、パッケージングもまるで宝物でも包むかのようなパッケージングを施している。つまり、商品自体にもお金がかかっているのだが、それ以外の部分も含めて高い値段が定められている。

どうしてもそのブランドの商品を買いたい場合は、出張が多い家族に頼んで免税店で買ってもらっている。普段は、ドラッグストアや無印良品などで買いそろえている。

2つ目は、美容部員の完璧なメイクに気負いしてしまうから。そして、おそらくこれが一番の理由だ。

前の日記でも書いたように、私は普段メイクにお金をかけていないし、いろいろなメイクに挑戦することも少なかった。それより、服に投資した。東京の「完璧メイク」の女性と比べれば、普段のメイクは圧倒的に薄い。

そんなほぼ「無防備」な私が、"完全武装"した美容部員が集まるフロアに放たれるのは抵抗がある。

できれば誰にも邪魔されずに商品をゆっくり見たいし、自分の「無防備さ」を見せつけられたくない。

そんな思いから、1階はなるべく避けるようになった。

女性の心を鷲掴みにするために1階に設置された化粧品売り場。私はむしろ、抵抗がある。

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ハフポスト日本版でエディターとして働く私(27歳)は、2017年9月いっぱいを「ノーメイク」で過ごしました。仕事も、プライベートも、あえてメイクを塗らないことで見えてきた世界を、1カ月間少しずつ書き留めていきました。これから平日朝7時ごろ、順次公開していきます。

第1話:「1カ月間メイクしません」仕事にプライベートにすっぴんで過ごすことを決めた女27歳

第2話:「すっぴんで会社に来る人なんて、会ったことないかも」旧友の言葉で、考えた。

第3話:同窓会の前に、メイクに気合いが入るのはなぜだろうか

第4話:世界に誰もいなくなったとしたら、あなたはそれでもメイクをし続けますか

第5話:雑誌でよくみる「NGメイク」特集。いったい誰目線なんだろう

第6話:女が「女装」することの快感。

第7話:仕事において、一番気をつかう相手は同性かもしれない

第8話:なんで学校で、化粧してはいけないの?この質問に答えられる人っている?

第9話:初デートで彼女がすっぴんで来たら、どう思う? 7人の男性に聞いてみた

第10話:今日はなんだかメイクする気にならない。だったら、こんなことしようよ

第11話:すっぴんの成功体験で、私はもっと自由になった

第12話:「メイク」にまつわる7つの数字を、私なりに読み解いてみた

第13話:すっぴんの広告があってもいいじゃん。矛盾だらけのお願いを会社の先輩に頼んだ。

第14話:毎週欠かさずメイクをする男性上司に、ビジネスのための「メイク」について聞いてみた

第15話:「就活するときに、メイクを始める友だちに違和感」女子大生が化粧をやめられないのはなぜ?

第16話:インスタ見て、こんなメイクに挑戦してみませんか。右も左も同じ顔しかないと嘆くあなたへ。

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lbo

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