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上司とのコミュニケーションにあてる時間は1週間に6時間がベストらしい

2014年06月26日 23時48分 JST | 更新 2014年08月26日 18時12分 JST
 

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photo by johnhope14

 上司との距離感というのは、きっとすべての組織人にとって永遠の課題だろう。

 素晴らしいと思える人を上司に持てた時は、もちろんなるべく多くの時間を上司とのコミュニケーションにあてて、そのノウハウを得たいと思うだろう。

 だけど、あまりにこちらから近くに寄り過ぎると、上司に取り行っているとか、上ばかり見ているとか、◯◯さんの腰巾着とか言われかねない。

 また、仕事はほどほどで、自分のプライベートにまでずかずかと踏み込んできて、お酒のお供やゴルフを強要する上司なら、どうやってその災厄を免れるかということでいつも頭を悩ませてしまう。

 

 今朝Mashableに面白い研究結果が出ていた。

Study: Spend Extra Time With Your Boss to Feel More Inspired and Engaged」(上司との時間を増やすほど、インスパイアされ、会社への参画意識が高まる)

 この記事で紹介されている最新の研究結果*1によれば、

上司との最適なコミュニケーション時間は、週6時間である

 

 コミュニケーションの時間には、直接話す、あるいはemailのやりとりなどすべてのコミュニケーションに使われた時間が含まれている。

 週6時間の人は週1時間しか上司とコミュニケーションをとらない人に比べて、
(1)よりインスパイアされている人が29%、
(2)より参画意識が高い人が30%、
(3)よりイノベーティブな(革新的なアイディアを出す)人が15%、
多かった

 この研究の面白いところは、上司とのコミュニケーションの時間が長ければ長いほど良いと言うわけでもなく、週6時間以上をコミュニケーションにつかうひとたちは、(1)も(2)も少なくなっていた。ただし、(3)だけは11時間~15時間の間と20時間以上の人たちにもっとも多い結果となっている。

(3)については、上級管理職でベストな時間は7時間から8時間、中管理職では9時間から10時間になっていた。

 

 どうやらこの結果を見る限り、イノベーティブなことが必要な職場では、放任よりも上司との密なコミュニケーションが良い結果をもたらしそうである。

 ただし、イノベーションがさほど重要視されない職場においては、週6時間程度のコミュニケーションがもっともその職場での昇進にもつながりそうだ。

 またいっぽう、この話を逆に考えると、部下のパーフォーマンスを最大に引き出そうとすれば、普通の場合は週6時間程度のコミュニケーションが必要となることになる。

 部下が5人いれば、部下とのコミュニケーションだけで、6時間x5人=30時間が費やされる。10人もいれば、60時間で、8時間労働を5日(40時間)を基準労働時間とすると、基準労働時間の1.5倍の時間が必要となることになる。

 あわせて、何かイノベーションが必要な状況になれば、さらに多くの時間を費やさなければならない。

 そう考えれば、管理職が大変でないはずがない。

 あなたは上司と1周間にどれほどの時間をコミュニケーションにあてているだろうか?

 あるいは、あなたはそれぞれの部下と毎週どれほどの時間をコミュニケーションにあてているだろうか?

*1:32,410人のアメリカ人、カナダ人の調査にもとづく。Leadership IQという会社の調査

(2014年6月24日「ICHIROYAのブログ」より転載)