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保育園での子どもの怪我 先輩ママに聞く「私たち、こんな対応にモヤモヤしています!」

2017年06月10日 23時43分 JST | 更新 2017年06月10日 23時45分 JST

保育園や幼稚園、小学校でお子さんが怪我をしてしまったという経験、ありますか?

個人的には、集団生活の中に預けている以上、ある程度の怪我は仕方ない気がします。家庭保育をしていても「あ!」というときはあるのだから、一人で複数の乳幼児を見ている園で100パーセントを求めるのは酷というもの。

ただ、可愛い我が子ですから、場合によってはモヤモヤしてしまうこともあると思うんです。例えば明らかに「怪我をさせられた」とき。一人で転んだ、落ちた、ぶつかった...... とはちょっと違うこのケース。

今回、4人のママの経験を例に、園での怪我について考えてみたいと思います。

CASE① 友達に押されて転び、口の中を切った 〜モヤモヤ度5%

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お子さんが1歳のときに、クラスメイトに押されて転んでしまい、口の中が切れてしまったことがあるというR.Kさん。お迎えに行ったら園長先生も出てきて謝られ、一緒に病院に行くことになったそう。

「そこまで大げさにしなくて大丈夫ですよ、とお伝えしたのですが、念のため一緒に行きましょうということで、そこまで言うのなら私も安心するためにも...... と、先生と歯医者へ行きました。

結局、上唇小帯という前歯の中央にあるスジ切れてしまっていたのですが、歯医者さん曰く、切れても問題なく、むしろ成長してもこれが太く短くついている場合は手術で切ることもある...... と言われ、切れて良かったのか? って思ってしまったほど。

血も止まっていたし、簡単な処置で済む程度で通院もせず。先生には一緒に病院に来てくださってありがとうございますという気持ちでした」

いまは4歳児クラスになったRさんのお子さん。「いま振り返ってみると、まだ息子が言葉を喋っていなかったから良かったかも。もし『○○ちゃんに押された』って言われたら、ちょっと嫌な気分になったかもしれません」

CASE② 何度か噛まれたあと、誰にやられたか子どもが話した 〜モヤモヤ度30%

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では、子どもが相手の名前を言ってきたらどうなのでしょうか。「1歳~2歳の頃に息子が何度か噛まれて。先生は相手の子を言わなかったけれど、そのうちに息子が○○ちゃんに噛まれちゃったの、って話すようになって......」と話してくれたのはN.Mさん。

「最初はまだ2歳だし、子どもの言うことは半分嘘だと流していたんですが、相手のママは仲良しグループの一人。保育園の後や休日にもよく遊んでいたら、家でも噛んでいるところを目撃してしまい、『あ! 本当だったんだ!』と知ってしまいました。ただ、怒りよりは『うちの子嫌われているのかな』という悲しい気持ちのほうが大きかったです」

また、多くの園では基本的に怪我した方の保護者には報告しても、怪我させた方の保護者には報告しない方針。

「相手のママが噛んでいることを知らないのが分かっていたので、謝られないことにモヤモヤすることはありませんでした。彼女なら知っていたら絶対に謝るのがわかっていたし。園から言わない限り、自分から彼女に言うのも『謝って』って言っているみたいで伝えませんでした。でも、もし自分の子が誰かを怪我させてしまったときにはちゃんと謝りたいと思って、先生に『うちの子は噛んだり叩いたりしてないですか?』って確認しちゃいました」

CASE③ 歯型がくっきり残るほど噛まれた! 〜モヤモヤ度80%

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E.Yさんの場合は、同じ噛まれたケースでも、モヤモヤ度が高め。娘さんが0歳~1歳まで通っていた認可外保育園で、何度も年上の子に噛まれた経験があるそう。

「服の上から噛まれているのに肌にくっきり歯型が。先生からは『目を離したすきに噛んでいた』という説明があったが、そこまで強く長く噛んでいる間に、気づいて止めさせられないのかと疑問に思いました。その後も何度が続いたので、心配なので、もっと気をつけて見ていて欲しいと伝えたところ、先生から電話が。園長先生でなかった上に、『相手の子も悪気があったわけじゃないんです』という説明をされ、『は?』と思いました。もちろん小さい子だから故意や悪意ではなかったかもしれませんが、うちの子の心配より噛んだ相手のフォローばかりで、園に不信感を抱きました」。

「先生からは職員ミーティングで話したとは言われたものの、結局その後も噛まれてしまったし、しかもどの子が噛んでいるかは絶対教えてくれない。子どもが話すから何となくどの子かはわかっていて、保護者会などで相手のママにも会うから微妙な気持ちでした。結局園に対して不信感が募り、その後転園することに決めました」

CASE④ 謝罪はLINEのみ。直接の詫びもなし! 〜モヤモヤ度120%

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Y.Mさんは4歳の娘さんが遊具に乗って遊んでいるとき、お友だちが大きく揺らしてきて遊具に歯が当たり、前歯が欠けてしまう怪我に。

乳歯だったから良かったとは言え、女の子の歯が欠けたのはショック。歯の治療のために何度か歯医者にも通うことになったそう。

さすがに園も相手の保護者に報告し、相手のママからもLINEで「大丈夫でしたか?」とすぐに連絡が来たそうですが、Y.Mさんとしては相手に気を遣わせてしまうのも申し訳ないなと思い、「歯が欠けてしまって治療は必要だったのだけど、いまは大丈夫だから気にしないで」と送ったところ、「良かったー!」という返信が来たそう。

相手のママはそれで安心したのか、後日、園で顔を合わせたときにも全く謝罪がなく、「確かに気にしないでとは返したものの、本当に気にしないのか! と正直呆れてしまいました」

相手をモヤモヤさせないための対応とは?

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4人のケースを聞き、最大のモヤモヤは「被害を受けても、加害児の保護者には伝わらないこと」であるように感じました。加害時の保護者に報告をする・しないは園によって異なります。伝える場合も、完全に教えない園もあれば、報告はするが名前は伝えない園も。

なぜ報告しないかを聞いてみると、基本的には「園で起きたことは園の責任」という方針のもと、怪我を防げなかったのは園や保育士にあり、加害児の保護者ではないという考えだからだそう。

またお喋りができない年齢の場合、わざわざ報告して保護者同士のトラブルにつながることは避けたいという理由もあるようです。

とは言え、親としては相手が知らないのはどうなのでしょうか。「怪我させた親は子どもの行動を把握すべき」、「怪我させられたから謝って欲しい!」というよりは、「逆の立場だったらどうなんだろう」という気持ちが皆さんあるようです。

自分が知らないところで自分の子どもが怪我をさせていて、しかも相手の親はそれを知っている。それはできれば避けたいもの。

ある保育士さんに聞くと「保護者からは、加害者になった場合は相手にちゃんと謝りたいという気持ちから、相手の名前を知りたいという意見は多いんです。ある程度子どもが話す年齢になったときは、相手の名前を園から伝えるときもありますし、あまりに大怪我の時には両方の保護者にお伝えします」とのこと。

では、自分の子どもがお友だちに怪我をさせてしまった場合は、どのように対応すれば良いのでしょうか。CASE④を見ていてわかるのは「直接謝る」ことの大事さだと思います。

いくらLINEやメールで「大丈夫」と言われても、次に直接会った時に何も言わないのは、やはり良心を疑われても仕方がありません。ちょっと引っ掻いたくらいで菓子折りなんて大げさすぎかもしれませんが、相手が大丈夫と言ったからといって安心せずに、誠心誠意を持って謝ることが必要なのだと思います。

そして、それ以上に大切だと感じるのが、普段からのコミュニケーション。クラスのママたちと良好な関係を保っていれば、もし怪我につながってしまったとしても、お互い様の心や、誠意も伝わりやすいはず。

とくに働くママ同士は、小学校に入った後も同志としてサポートし合っていきたい大事な仲間。せっかくのご縁を大切にできるよう、日頃から素敵な関係を築いていけるといいなと思います。

【ライター 島村 律子】

小さい頃からお稽古好きで、20代は3回の留学も経験。WEBデザイナー時代に自社サイトの取材執筆を担当したことから、エディター業をスタート。雑誌編集に10年携わる。育児の合間を縫って英語の勉強を再開したり、ゴルフをしたり、ワークショップを主催したり...... と、自己向上も積極的に活動中。

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