犬が「私についてきて」。事故を起こした飼い主の元に警察を導いて救出する

助かった飼い主は「この子は私の小さな守護天使です」と愛犬に感謝しています

「私についてきて」――そう言わんばかりに警察官を事故現場に導いた犬のおかげで、2人の命が救われた。

アメリカのニューハンプシャー州警察によると、1月3日の午後10時頃「橋の上に放された犬がいる」という通報が寄せられた。

犬がいたのはバーモント州との境に位置するレバノンの街。州警察はレバノン警察と一緒に出動し、1匹の犬を発見した。

しかし犬は捕まえようとすると逃げ出し、州境を超えてバーモント州ハートフォードに向かっていった。

逃げる犬を追いかけた警察は、破損したガードレールに気付いた。そしてその先には、横転し激しく損傷したピックアップトラックがあった。

さらに周辺を調べた警察官たちは、トラックから2人が放り出されて重傷を負い、低体温症になっているのを発見した。

「私の小さな守護天使」

警察はすぐに救助を要請。また事故現場で、犬が運転手の飼い犬、ティンズリーだと判明した。

警察官たちはすぐに、ティンズリーの行動が彼らを事故現場に連れて行こうとしたものだったということを理解したという。

州警察のダニエル・バルダッサーレ氏は「警察官たちは犬が何かを見せようとしていることがわかりました。なぜなら、犬は警察官たちから逃げようとしたものの、完全には逃げなかったからです」とテレビ局WCVBに語っている。

「まるで『私についてきて、こっちこっち』と言っているようでした。後を追うと、驚いたことに破損したガードレールがあり、さらに犬が目をやっていた方向を見下ろすと、信じられない光景を発見したのです」

車を運転していたティンズリーの飼い主カム・ランドリーさんは地元ケーブルテレビ局NECNに対し、「トラックが転倒して放り出された後、脳震とうを起こした」と説明した。警察によると、ランドリーさんはシートベルトを締めていなかった。

ティンズリーは、事故現場についた後もランドリーさんを見守っていたという。

ハートフォード消防局のジャック・ヘッジズ氏は「私たちが患者の治療を始めている間ずっと、犬は飼い主の横に静かに座っていました」とNBCに語っている。

ティンズリーは1歳になったばかりのシャイロシェパードで、ランドリーさんは「この子は私の小さな守護天使です」「こんなことをやってのける知性があるなんて、奇跡だ」と愛犬への感謝を口にしている

ツイート:こちらが可愛らしいヒーロー、1歳のシャイロシェパードのティンズリーです

ランドリーさんによると、同乗していたジャスティン・コナーズさんも怪我をしたが、回復している。

ただ残念ながら一緒に乗っていたコナーズさんの犬は、事故後に車にひかれて死んだ。幸いにも、ティンズリーに怪我をした様子はなかったという。

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